きみをみる

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　＊＊＊＊＊＊　　以下本文　　＊＊＊＊＊＊　　　

獰猛で　冷酷で　したたか
 
ひとりが好き　変わっている
 
どう思われてもいい
それが自分だから
 
何を考えているか　わからない
 
わかられてたまるか
それが自分だから
 
でも　さみしい
ひとりは　さみしい
 
そんなとき
そらを見上げる
 
そこにあるキミを見る
 
いつだって優しい
いつだって美しい
いつだって大きい
 
とどかない
 
手を伸ばしても　とどかない
 
 
きみをみる
 
きみをみる
 
 
さみしさがきえると思ったのに
 
きえずに残った　きえずに増えた
 
 
ふぅ　と深呼吸
 
キミヲミル
 
キミヲミル
 
変わっているのかな
自分でも　わからない
 
そうやって生きてきたから
わからず　生きてきたから
 
うそついて
うろたえて
まちがって
もがいて
くるしんで
 
こわくて
さみしくて
 
でも　それをかくして
 
そうやって生きてきたから
 
わからない
 
自分でも　わからない
 
でも
 
きみはいつだって
 
いろんな形で　いろんな色で
そこにいてくれる
 
見上げれば
そこにいてくれる
 
綺麗ですね　なんて　烏滸がましくて言えないけれど
 
いつだって見ていたいと思う
 

いつだって　きみを

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最後まで読んでくださりありがとうございました。
こちらはchaoさんの「月と狼」をテーマにした企画作品です。
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