くるみと出会って366日目
去年の昨日、くるみを迎えに行った。
早朝のタイムズスクエアの裏道に、テネシー州から長距離ドライブしてきた大型バンが停車しており、路肩にいくつもの運搬用クレートが並べてあった。レスキュー団体の担当者に、自分の名前とフォスターする犬の名前を告げると、一番小さいクレートから、Bryn(ブリン)と名付けられた仔犬を取り出し、私に渡した。片手に乗るほど小さく、なぜか胸が熱くなった。生後2カ月での初めての長旅はさぞかし不安だったろうし、それより疲れただろうと思ったからだ。
だが、それは