ランナーの話:「赤兎馬」中編
「いや〜、私もそろそろ普通のおじさんに戻りますよ。」
2011年の東北大震災がきっかけで、前より走る様になった私が、セントラルパークへ走りに行く度、赤兎馬さんが必ず走っていて、良くチャットランをご一緒してもらった。赤兎馬さんは、まるでセントラルパークの主みたいに、いつ行っても、セントラルパークの6マイル(約10キロ)のコースをジョグしており、誰かに出会うと、方向転換をして、その人のペースに合わせ、並走してくれるのだ。その際、色々なラン談義に花が咲くのだが、その頃ぐらいから、