Slackのinputチャンネルで組織内の知識を増やす
ごきげんよう🙋♀️ツクリンクでエンジニアリングマネージャーをしている、あっきー(@kuronekopunk)です。
この記事はツクリンク プロダクト部 Advent Calendar 2023 9日目の記事です。
今回はエンジニア向けの記事やイベント情報を共有するSlackの#dev-inputチャンネルについて書きます。
いい記事見つけたらSlackで共有したりしますよね。分報や部署のチャンネルを使っているところもあると思います。エンジニアチームでは情報シェア専用のinputチャンネルを作ってそこに流すようにしています。
専用チャンネルを作る意味
偶然の出会いを増やす
入っていない分報やその他チャンネルに投稿された場合には出会えない可能性があるため、専用のチャンネルを作り情報の一元化をしています。
また、人は興味のある事柄しか目に入りません。SNSで知らない人がシェアしている知らない言葉の並んでいる記事は基本見ません。
ですが、普段見るSlackで同僚がシェアしている記事であれば興味を持ち知識の幅が広がりやすくなるかも知れません。そのため情報を統一し出会いを増やしやすくしています。
情報の分散を防ぐ
前項にも被りますが、専用のチャンネルが無いと投稿場所がバラけます。そうなると「あのとき見たRailsの記事どこだっけ?誰が投稿していたっけ?」となった時に探す手間を減らすことにも効果的があります。
記事などをシェアして情報流通を増やす
SNSやRSSなどで記事やイベント情報を見て、「意味がありそう」と思ったらinputチャンネルに流しています。
このあたりの温度感が人によって違う気もするので自分のメンタルモデルを解説します。
inputチャンネルはX(旧Twitter)タイムラインのメタファ
エンジニア向けというテーマが決まっているだけで基本的に雑な情報が流れる場所だと思っています。テーマが決まっているので細かく言うとXのコミュニティ機能(特定テーマの小さなTL)に近いかも知れません。
Xコミュニティにはガイドラインがあるのでエンジニアのinputチャンネルだとこんなイメージ(?)
1.エンジニア向けの情報をシェアする
2.特定の事柄を強く批判するような投稿NG
3.倫理道徳に反する投稿NG
Tech系の気になった記事があればシェアするし、誰かのためになりそうだと思ったらシェアしています。
あなたが知っていることを、他の人は知らないかもしれない
自分は「誰かのためになりそう」といった動機でシェアすることが多いです。
「こんな内容みんな知ってるだろうな」というのは誤った認知なことが多いです。とりあえずシェアしてみて誰かに刺さればいいかな程度で考えています。Tech系のイベント情報は数も多いので知らないものが殆です。自分が参加しないイベントでもタッチポイントが増えることはいいことかなと思いシェアしています。
自分が理解してなくても良い、読んでなくても良い
僕はインフラもAWSもFlutterアプリも何もわかりません。ですがSREやFlutterエンジニアもいるので何か新しい情報かもとか、他社事例があればシェアしています。タイトルと記事の導入とまとめくらいを読んで理解していなくてもシェアすることもあります。
これは前述したように、誰かには刺さるかも知れないし、まずは組織内で情報の流通量を増やすことを目的に行っています。
シェアをベースに交流が生まれたら嬉しい
今でも起きていますが、「この勉強会一緒に行きませんか?」といったコミュニケーションや、記事の内容をディスカッションしたり、実務へ適用が増えることを期待しています。
問題が見えたら改善すればいい
ここまで書いた通り、今は情報量を増やすことを目的にしています。今以上に情報量が増えてノイズになったり検索性なども落ちる場合はエンジニア系というざっくりとしたテーマではなくバックエンド、フロント、インフラといったテーマで切ったり、チームごとに分けたりなどすれば良いかなと考えています。※デザイナーのinputチャンネルもあるため大きなテーマでは別れています。
そういう意味ではinputチャンネルの運用の振り返りができると良さそうに思いました。
さいごに
まずは情報の流通量を増やすところから始め、スキルを付けていき、強い開発組織を作っていきたいです。いい記事やブログ、RSSがあったら教えてください。
明日はデザイナーのドンドさんによる『社内向けに「デザインお悩み相談室」を開催した話』です!
転職など関係なく、ただの情報交換やディスカッションでも大丈夫です。少しでも興味があればX(旧ツイッター)経由でお話させてください!