リードエンジニアに期待すること
社内のエンジニア向けにリードエンジニアに期待することを書いたのですが、せっかくなので外部にも公開してみます。
これなに
開発チームを分割し、新たに開発チームをリードするエンジニアを立てる上で、リードエンジニアの責務や必要なスキルをまとめたもの
タイトルはリードエンジニアとしていますが、PMや現状社内で定義されていないエンジニアリングマネージャーやスクラムマスターに期待される役割も含んでいます。 今後、適切な職位が作られる場合、この内容も変更されます。
リードエンジニアに期待される役割
技術的な専門性を持った上で自身もコードを書きつつプロジェクトをリードすることが期待されます。
高い技術力による開発チームのリード
プロジェクトの進行管理
開発チームの窓口
関係者との仕様調整やリスクの洗い出し
開発チームにおける課題解決、生産性の向上
１．高い技術力による開発チームのリード
自身も手を動かしPR作成を行います。
開発者の手本となり技術力を上げられるようなアウトプットを期待します。
２．プロジェクトの進行管理
プロジェクトやメンバーに応じた適切な管理方法を選び、プロジェクトの進行管理を行います。
例：スクラムの導入、運用
３．開発チームの窓口
PdMやステークホルダーとの折衝を行います。
PdMとはプロジェクトの進行状況、見込み、リスクなどを適宜共有します。
４．関係者との仕様調整やリスクの洗い出し
基本的にメインで動き仕様調整を行いますが、エンジニアの担当者をつけて自身はレビューを行うなど適宜調整をします。
最終的な仕様、リスク管理に責任を持ちます。
５．開発チームにおける課題解決、生産性の向上
開発チームの生産性を上げるための活動を行います。
例：スクラムのふりかえり、CI/CDや開発プロセスの改善
リードエンジニアに必要なスキル
期待される役割をするために必要なスキル
高い技術力
リーダーシップ
プロジェクトマネジメント
ピープルマネジメント
１．高い技術力
必要な領域全ての知識、技術力が必要になります。
専門性はなくてもある程度の理解ができるよう、幅広い知識があると良いです。
網羅しきれないので参考程度にリストを挙げます。
インフラ、アーキテクチャ（DB, AWS等）
アプリケーション（Ruby, Rails, JS, React等）
ネットワーク、セキュリティ
設計、デザインパターン、アンチパターン
アジャイル等の開発手法や考え方
エンジニアリング以外でもデザインやマーケティングなどの知識もあると尚良いです。
２．リーダーシップ
３．プロジェクトマネジメント
プロジェクトの進行管理、見積もりのスキルや、自身が率先して動いていくリーダーシップが必要があります。
また、チームの課題解決や生産性の向上などの推進も含まれます。
４．ピープルマネジメント
リードエンジニアは部下を持たないためEM領域になりますがピープルマネジメントもあると尚良いです。
個人が成果を出すためには以下の２つが必要になります。
業務に必要なスキルを持っていること
業務へのモチベーションがあること
ピープルマネジメントではティーチング、コーチング、メンタリングを使い分け、メンバーの成果が出るようスキル、モチベーションを上げるサポートが必要になります。
サポート以前に、関係構築、フィードバックの出し方などの知識も必要です。
参考資料
書籍
記事
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