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ボディマップ

頭の中にある身体のイメージのことをボディマップと言います。ボディマップがずれていると、関節の曲がらない方向へ動かそうとして膝や肘を痛めたり、ダイエットしたのに太っている時のイメージで歩くので歩き方が美しくなかったり、逆に痩せている時のイメージで動くので足を机の角にぶつけたり、色々支障が出ます。

よくある間違ったボディマップが一番左の箱型ボディマップです。肩や股関節、腰のイメージが実際の骨格とずれているために、肩や股関節を痛めたり、腰痛を引き起こしたりします。左から二番目が解剖学的ボディマップで、ボディワークをする人なんかがよく使います。腕は鎖骨から生えていて、股関節は骨盤から斜めに出ています。

丹田と書いてあるのが、中医学の中丹田と下丹田を用いたボディマップです。バレリーナやダンサーが、足が胸から生えているイメージで、腕は腹から動かすイメージでというのは、この丹田ボディマップに当たります。さらに、外三合ボディマップというのは太極拳などの内家拳をする人に有益なボディマップです。肩と胯の合(肩関節と股関節)、肘と膝の合、手と足の合の3つをイメージするにはこのボディマップが有益です。

最後に、一番右のボディマップは全身が調和した時のボディマップです。気功をしていたり、緩やかに太極拳をしているときにイメージされます。ただの球ではなく、軸が通っているのが特徴です。虚霊頂勁というか立身中正というか、尾閭中正というか。達磨のイメージってこういうところから来ているのかもしれません。

この図をイメージしながら動いてみて、どう感じるかというのが一番大切です。いろんなボディマップで動いてみるのも発見があって面白いです。

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