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【読書メモ】ムツゴロウの人生読本【#44】

初版が昭和63年ということで、1988年、30年以上前に出版された本です。ところどころパワハラやアルハラが当たり前という記述もあって、確かに昔はこんな感じだったよな〜時代を感じさせますが、本筋は今でも通用する内容です。なかでも、勉強を続けることの大切さを繰り返し書いているところには非常に共感できます。

逆に言うと、今でも通用するような内容ということは、当時はかなり浮いていたんだろうなと想像できます。ムツゴロウさんが、会社に適応できずに動物王国を作って移り住んでいることからも、明らかだと思います。

ただ、僕としては、一点だけ。畑正憲さんって、文章も読みやすいし、視点も上記のように今でも通用するような時代を超えた良いことを言ってるんだけど、頭の良さをちょっとひけらかしている感じが滲み出てくるのが嫌な感じです。鼻に付くというか。ハイハイ、分かった分かった、偉い偉いって感じです。

新社会人は、一読しておくと、昭和はこんな時代だったんだなという知識と、語学、特に英語の勉強は続けた方がいいということが30年以上前から言われているんだなと実感することができます。

アラフィフになって英語の勉強を一からやり直している自分としても、大学に合格した後もコツコツと勉強しておくべきだったと激しく後悔しているので、この本にもっと早くに出会っていればと思いました。が、早く出会っても、ふ〜んって読み流していたと思うので、やっぱり必要に駆られてというのがない限りは、かなり強く何か心に感じるものがないと毎日英語の勉強なんてできないよなあと思います。

ちなみに、僕が中学生か高校生の頃の国語の教科書に「さよならどんべえ」が載っていたと思います。ムツゴロウさんの飼っていた熊が成長して、親離れというか、野生に帰る時期の話だったと記憶しています。じゃれてきた一撃で革ジャンがボロボロに切り裂かれて、もう子熊じゃないんだと感じて野生に返すことにするというような話だった記憶があるのですが、もう35年も前の話なので、忘れちゃいました。

おわり


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