小さなモヤモヤを抱えた日のはなし
今日は、心がモヤモヤした時のお話を。
今年に入って出産し、子どもが2人になってから夜のルーティン「メシ、フロ、ネル」の難易度は更に上がりました。まだまだ攻略法も見いだせず毎日へろへろです。
なかなか寝ない0歳と4歳の寝かしつけがようやく終わった21時過ぎ。ままならない時間を過ごした後、体は疲れているのに心はモヤモヤして寝られない。何かリセットするとっかかりが欲しいけれど、甘いものを食べるには罪悪感を抱く時間…ふと、炭酸水が飲みたくなりました。
妊娠中はずっと気持ち悪くて、水も飲めない中で唯一飲めた炭酸水。産後は気持ち悪さもどこかへ行き、炭酸水もすっかりご無沙汰していました。
「炭酸水、飲みたい…」と呟くと、何か察したのか夫がコンビニまで自転車を飛ばして買ってきてくれました。
そのままぐいっとラッパ飲み…の手をとめて、ひと手間思い立ちました。マグカップを取り出すと、冷蔵庫に残っていた瓶入りレモン果汁をぽたりと垂らし、そこへ炭酸水をしゅわしゅわと注ぎます。
ひと口飲むと、泡が弾ける感触とレモンの酸っぱさで口の中がさっぱり。とともに、気持ちも少しクールダウンしていきます。心に留まっていたモヤモヤが、炭酸の小さな泡と一緒にパチパチとはじけていくような気がしました。
子どもとの生活で自分のペースなんか吹っ飛ぶことは日常茶飯事です。家事はおろか、ごはんもトイレもままならず、小さなモヤモヤが澱のように溜まっていくこともあります。やり場のない気持ちをもて余し、途方に暮れることもしばしば。そんな時に自分で気持ちを整えられると、自分、まだ大丈夫、と思える気がします。
モヤモヤを無くすことはできないけれど、何とかうまく付き合いながら、また明日、と前を向けたら今は良しとしよう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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