溟海に降るセルロイド:第肆話


白銀の胸中に眠るは
言葉の呪縛か又は
漣に導かれた白狼の
朧気な残像か


dear…チョビコ

雪が降ってきたんだ。
どーりで寒みぃと思ってたんだよなぁ…
吐く息まで真っ白で、俺は雪と同化してんじゃねーかって
そんな妄想までし出して。

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5,103字
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あたしはチョビコとして生きていくしかない。 だからお願い、惑わせないで。 10話完結 読み切り 短編小説 41000文字程度 多少の性…

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