溟海に降るセルロイド:第伍話
現実は何時も儚い。
人の見る夢が余りに酷で
活動を停止しようとしても。
キシっ…
沈むソファ。
べとつく髪の先から仄かなブランデー。
吸い込まれる、その瞳。
空気が制止した中で、あたしは1ミリだって動く事が出来ずに、呼吸さえ侭ならない。
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5,235字
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溟海に降るセルロイド
500円
あたしはチョビコとして生きていくしかない。 だからお願い、惑わせないで。 10話完結 読み切り 短編小説 41000文字程度 多少の性…
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