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メイボンのパン,餡パン,スコーン 魔女暮らし日記 9.22.2021

日中は、車の乗り降りだけでびしょ濡れになるほどの雨だった。
いちばん信頼を置いているNHKのデータ放送の天気予報によると、今後ますますどしゃ降りになるらしい。
全国的には大雨で大変だった夏、わたしの地域はなぜか雨雲が通ってくれずハーブも野菜もからっからだったが、どうやら今夜は黄色から赤色の雨雲が通過予定だ。

そのため鉢植えはできるだけ軒下と風除室へ避難させた。
そのときに薔薇の葉っぱについた雫をとってやったのだが、虫食いの穴が所々にあった。はて。

薔薇にかまってあげたいのだがそれは明日にして、明日のメイボンサバトのためのパンの準備だ。
メイボンでは秋分の収穫をお祝いする。
パンにもたくさん恵みをいれて焼くのだ!

どんなものでもいいが、この時期にとれるものがいいだろう。
こちらでは梨や葡萄だが、水分が多いからパン向きではない(いっそそのまま食べるほうがすき)。

くるみなどのナッツは秋の食材だからいれよう。
栗や南瓜などはこちらではもっと後なんだよなあ。
じゃあ寒くなってきたのでカカオやチョコレートいれよう!

まてよ、あんこもいいかも!

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ということで、ひとつめのパンはあんぱんになった。
いつもはケシの実を使うが、今回は旦那のリクエストで黒胡麻にした。
なんだ、黒胡麻のほうが美味しいじゃないか…

子供のころ、あんこも小豆も嫌いだった。
だからあんぱんはもちろん、羊羹など和菓子全般が嫌いだった。
子供ながらにパンが主人公のヒーロー?アニメは、なぜ食パンがメインではないのだろうと思っていた。(しかしそれは、わたしはそもそもレッドよりブルーポジが好きということで納得した)

しかし大人になってから、とつぜん「あんこって美味しいじゃん!」と気づく。
きっと味覚が大人になって、甘いとか脂っぽいものがダメになったからだろう。
それ以来、あんこは大丈夫だが、やっぱりあんこかカスタードかと問われるとわたしは後者を選ぶ(笑)。

こちらの地域には冬季だけ販売される「あじまん」というおやつがあって。いわゆる大判焼きなのだが、その中身の定番もあんことカスタード。

カスタード派のわたしだが、このあじまんのあんこが美味しいので、毎年あじまんが終わる春前にあんこを買うのだ。
あんこは冷凍保存しておいて、あんぱんやたい焼きを作るときに使っている。

もうひとつはやっぱりクッペがいいなあ。
どうせならクランベリーも入れよう。

生地にカカオ、ナッツ、クランベリーを入れて、チョコチップは包むことにした。

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ナッツはおつまみコーナーで詰め合わせで売られているもの。
くるみ、アーモンド、カシューナッツを砕き、フライパンでローストしてから入れる。
ドライクランベリーはラム酒をかけてレンチンしてもどしたもの。

ニーディング20分するとして、5分後くらいにクランベリーとラム酒は入れないとあとが大変かな…?ナッツは食感残したいから15分後かな。
などと計算してうまくいく(大雑把)。

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300度のスチームショットでいいかんじにクープも開く。バリバリ。

この具材の組み合わせは超絶美味。
メイボン関係なくリピートしたいやつ。

カカオナッツクランベリーのメイボンブレッド(8個分)

フランスパン用粉…300g
ライ麦粉…75g
ココアパウダー…8g
イースト…5g
きび砂糖…8g
岩塩…5g
水…255g
ナッツ…全部で60g(ローストする)
クランベリー…60g(ラム酒15㏄)500W1分レンチン
チョコチップは適当

ニーディング20分(5分後にクランベリー、15分後にナッツ投入)
一次発酵40~50分
丸め 8等分(100gずつ)
ベンチタイム20分
成型 クッペ型(ブール型でもいいかも)ここでチョコチップ包む
二次発酵40~50分
予熱300度 スチームショット3分(ない人はパン入れる際に霧吹き)
250度に下げて20分

もうひとつ。娘からリクエストされた、プレーンのスコーン。

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朝ごはんにいいサイズで腹持ちもいいスコーン。ヨーグルトやジャムも一緒にとれるので、たまに朝食用に作るのだ。
これは薄力粉と強力粉から作っていて、

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バターをこそぎながらパラッパラの生地にする。
よゐこ風に言うとちねり?(ちょっとちがう)

この製法で作るお菓子が大好物だ。
キッシュの生地もだし、クッキーもこの生地が好き。
口の中の水分が奪われるが、それを牛乳で溶かして押し流すのも好き。

中がふんわりしているのに、再度トースターで焼くと外側がガリガリになるのも好きだ。
世間ではふんわりしっとり系お菓子が流行っているようだが、わたしとしてはサクッとした歯応えが、満腹感に比例すると思っている。
同じカロリーを摂取するのなら満腹と腹持ちは重要だろう。

パイもタルトも好きだが、困ったことにサクッとした歯応えのお菓子はバターたっぷりなのでね、若干は天秤にかけて、寒天ゼリーを作る日もある。
それはそれで腹持ち満点で美味しい。

このスコーンはめちゃめちゃ美味しくて甘さ控えめなので、ぜひ作ってみて。

魔女スコーン 8個分くらい

★強力粉…150g
★薄力粉…150g
★ベーキングパウダー…6g
★きび砂糖…50g
★ゲランドの塩…ひとつまみ
バター…90g
◆全卵…30g
◆牛乳…100g

※紅茶葉を入れるなら6g、オレンジピールを入れるなら30gまで
※ココアスコーンの場合は、強力粉と薄力粉を140gにし、ココアパウダー20g
※ラブポーションにする場合は、牛乳を減らしてその分ハーブティンクチャーを入れるが、最大で5gまでにしておいたほうが良い

①★を混ぜ(ふるわなくていい)、バターをこそぎながらパラパラになるまで混ぜる。→ぎゅっと握れるようになる。
②中央をくぼませて、◆を入れる。切るようにして、混ぜすぎない。ひとかたまりにする。
③ラップの上に生地を乗せ、さらにラップし、めん棒で2cmの厚みに伸ばす(四角でも円形でもいい)→半分に折る→伸ばす。これを2回繰り返す。
④最終的に2cmの厚みにした生地をラップして20分、冷蔵庫でベンチタイム。(冷凍するならここで)
⑤はしを切り落として等分に切る。わたしは四角に切るか、セルクルで型抜きをする。
⑥オーブン予熱250度20分(実際の庫内の温度は220度くらい)きつね色になるまで焼くといい。

え? 寒天ゼリーも知りたい?
それはまた今度書いてみよう。

善い夜を、そしてメイボンを。

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Blessed be Mabon...


ドライクランベリー、チョコチップは富澤さんのがおすすめ

わたしはパンにもお菓子にもよく使うので1kgの大袋で買って、冷凍保存している。ほかにも、レーズン、ミックスフルーツ、くるみなどを買っている。
やっぱりね、安いものは味がいまいちだったから、安定の富澤さん一択になった。

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