イギリス占星術協会の会員になっている話（魔女の資格あれこれ）

いずれ書きたいと思いながら筆を執らずにいた案件を記しておく。笑い話程度の話なのだが、今後資格を取りたいとか、どんな資格があればいいのだ？とか、疑問に思っていらっしゃる人が多かったので、こういうケースもあるんだよと周知したい。

とりあえずここにわたしのプロフィールを載せておく。

黒猫魔女名簿

生まれつきの病気と霊感に悩み、自力で治しコントロールするため自然療法のハーブ学からオカルト・西洋魔術を学ぶ。
元々占いやオカルト・霊が好きという訳ではなく、ベッドの上で本とパソコンひとつで働けるシステムを構築しなければ死待つのみという境遇にそれらが必要性を伴った結果である。
故に目に見えないものが私たちを幸せにしたり、願いを叶えるわけではないと、昨今のスピリチュアルブームに抗って持論を唱える。
結局は己の努力で現実を変えていくための、魔術は脳の意識変容でしかない。
この真理を広く伝えるため現在はアメリカやイギリス、バリで魔術研修を経て、全国各地の弟子に教える活動を行い、現在は執筆業も手がける。

資格：パワーストーンセラピスト
メディカルハーブセラピスト
アロマトリートメントアドバイザー
AA英国占星術協会会員
経ラインホリスティック・ヘッドセラピスト履修
経ラインメンタルセラピー・経絡編履修

なんだか様々な資格を持っているが、まず先に断っておくと、魔女や魔術師になるために資格なんて一切要らないということだ。だから、○○になりたいから○○の資格をとろう！なんて考えないでほしい。

ではなぜ私がこのような資格が多いかと言うと、単純に「勉強してたら資格取ってしまった」というだけだ。強いて言うなら、日本は資格が大好きな国民性なので、勉強するには自ずと資格取得コースで学ぶのが早い。ついでに肩書きで人間性を判断する面もあるので、持っていれば後で役に立つこともある。
決して資格が先ではなく、自分の知識欲が先に立つわけで。

例えばパワーストーンセラピスト。
鉱物のことを勉強したいと思ったのに、それは既に知っている知識だった、むしろそれ以上のものを勉強しているのに…。という具合が多々あり。
申し込んじゃったのでクリアしたが、アロマやハーブの知識もそんな感じだった。（黄金の夜明け団の本から入っているせい）

つまり、資格って何やらスゴイものだと思いがちだが、私が持っている資格などもう本当に誰でも勉強すれば合格できるレベルの、ベースの部分。なんの勉強でもそうだが、その後もっと高度な知識や技術を身に着けるには自学が一番有効だったりする。

そんな中、最近になってイギリスの占星術協会の会員になった。
実は同志である占星術師の長南さんと一緒にノリで入会しようということになったのである（笑）。

というのも、英国占星術協会は35ポンド払えば１年間の会員になれる。会員はジャーナルと呼ばれる資料が読み放題。その代わり研究発表の審査は厳しい。
ちなみにアメリカ占星術協会は入会がちょっと難しく、研究発表の自由度が高いことが特徴だ。
もちろん資料は全て英語であり、占星術の専門用語が多いので、ある程度勉強してから入会するべきものだ。

Astrological Association of Great Britain :: The organisation that supports astrology

ところが。

サイトから入会を試みるが、何度やってもなぜか弾かれる。カードがダメなのか？とか、PayPal支払いがダメなのか？と何度試してもダメ。わたしは海外サイトで買い物をよくするのだが、こんなことは一度もなかった。

とりあえず、また後でやってみようと放置しておくと、英国占星術協会(AA)からメールが届く。

「何度もカード決済失敗しているようですが、大丈夫ですか？ 良かったらPayPalでトライしてみてね。」

もちろん英語でメールが来ているわけだが、親切に心配をされてしまった。そして長南さんは無事に支払いが済んで会員になった模様。えええー。なんでわたしだけ弾かれるんや。

不安に思ってクレジットカード会社に問い合わせたが、カードには全く問題ない。何が悪いのかわからないので、メール返信を試みる。以降はメールの概要を記しておく。

蜜猫「カード決済でも、PayPal決済でも、何度やっても失敗します。カードに問題はないそうです。何か別の方法ありますか？」

AA「じゃあ、バンクトランスファーして。口座はこちらです。手数料は請求してください。」

蜜猫「え！？バンクトランスファー！？」と思わず声が出る。

バンクトランスファーとは、海外の銀行口座振込のこと。日本人にはめちゃくちゃハードルが高い。わたしもやったことない。少し調べても手数料高すぎなので、請求してもいいものかと悩んでいると、長南さんが鶴の一声。「私でよければ立て替えますよ」と言ってくださった…！

蜜猫「申し訳ないですが日本人はバンクトランスファーは難しい。手数料も高いです。そこで提案ですが、私の友人が先日入会しました。彼がわたしの代わりにお金を払ってもいいですか？」

長南さんもAA宛にメールしてくださり、なんとかなりそうな気配。AAも了承してくれたので、早速、長南さんがわたしの分の35ポンドを払ってくれた。

そのあと、わたしの住所などをメールでやりとりして(実はこれも大変だったのだが)、なんとか入会を果たしたのである。

AAの担当者はつたないわたしの英語でも親切に対応してくれた。感謝。ジャーナルも少し古めかしいスタイル感はあるが、たくさん読めて満足。

それにしても、なぜわたしのカードやPayPalが使用できないのか。一年後にはシステムが良くなっているといいな…

本当は、35ポンド払えば入会できる由緒ある占星術協会なのだが、逆に誰でも入れるわけで、会員だからなんだというものだ。でもこのように割と苦労したのでネタ的に笑い話になれば幸い。

長南さん、本当に感謝！