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蜜猫は植物のように静かに暮らしたい 魔女暮らし日記 10.6.2021

植物のような生活がしたいと思った。

人生のサンブンノイチくらい生きて初めて、太陽とともに生活することが有意義に感じている。
サンブンノイチも愛が伝わらないと嘆く人もいれば、わたしはサンブンノイチで生活を変えることができたなどと、またポジティブに解釈した。

過ぎ去ったサンブンノイチは、毎日がスリリングだった。
衝動を抑えられない自分をコントロールするのが下手だったし、他人の感情を考えることが苦手でなぜ怒ったり楽しんだりしているのかまったく理解できず協調性がない。
自分に嘘をつくくらいなら思ったことを口にするほうがいいという謎の信念があるので、敵を作りやすい。

そのため未だに、誹謗中傷は日常茶飯事だし、怪文書が届いたりする。
過去には警察沙汰案件が幾つかある。
こういうとき、「もしわたしが植物だったら」と考える。

わたしは日々平和に過ごしたい。
みんなが平和ならいいじゃない、みんなが十人十色なのだから、それぞれどう思おうが自由じゃないの。
けれどもそれを踏みつけて自由を奪おうとする人がいる。自分のほうが力が上だと見せつけたいのかしら。

でもわたしは植物なので、踏まれても光合成する。
動けなくても綺麗な花や美味しい果実をつけて、誰かに貢献することができる。
べつに仕返ししてやろうとか思わない。だってそいつもわたしが作った酸素を吸って生きてるのだから。
力を見せつけなくても、従わせなくてもいい、どちらが優位かという考え方はナンセンスで、様々を循環させることが善い。

しかし、ことごとく口から出る言葉が「相手にしてやった」という意味ではだめだ。
それも植物を踏みつける人と変わらない、優位に立ちたいのだ。
あるいは、自分が小さきものだということを認めたくないのかもしれない。

よく言われるのが「あなたにたくさんお金を使ったでしょ」という言葉。
そこ愛じゃなくてお金なのね…とまず幻滅する。
そしてすでにお金で繋がる関係性と認識されているため、これはいずれ破綻すると思いながら可哀想な人だなと思う。

植物に例えると、お日様の光も雨の恵みも感謝こそすれ「貰ってやったわ」などと思わない。
また光合成によって二酸化炭素を吸ってやったわ、酸素増やしてやったわ、などと思わないだろう。なぜならそれが消費活動だからだ。

人間も同じで、こういう社会の仕組みを作ったわけで生活のため(生きるためではない)には、生産と消費活動をする必要がある。
なにかに貢献するような生産をして、貢献するような消費をする。
日本人だと「お客さんは神様」という精神が残っているのだろうか、消費したほうが偉いという風潮があるように思う。
しかしわたしは、それは一般的な消費活動だから、優劣がないと思う。

また、わたしは自分のことをたいしたことないやつだと思っている。
なんというかこの業界、「崇拝者になる」と人気が出て稼げるので上辺だけそういう風を装う人が多い。
そしてほんとうに崇拝され始めると「自分は特別な人間だ」などと思うのだ。

家が超お金持ちとか、学歴が超エリートとか、そういうのならまだわかる。
けれど普通の人は普通なのだから、普通コースで頑張るしかないはずなのに、ちやほやされたり必要とされることが、まやかしの存在意義になるのかもしれない。

わたしは東北によくある代々の猫憑き筋家系で霊感を持っているが、正直なところ現代ではそれだけで食っていくのは難しい。
まず信じてもらえないし、力を維持するためにある程度社会から離れなければならない。
また力を使うためにはそれに合わせて断食する必要があるので、しょっちゅう力を解放できない。
わたしの先生に至っては普段からバナナと水しか体に入れてないようで、大きな術のときは一週間断食をする。真似できない。

もうそれに比べたら「わたしはたいしたことないので」と先生に漏らしたら、「その気持ちがだいじだよ。謙虚に生きないと視野が狭くなり生産も貢献もできないよ」と言われた。
なので信じ込ませようとか、不思議なことをしようとか、よく見せようということをやらない。
(ちなみにゴシックドレスはわたしの中で正装なので、よく見せようとかいう意識が皆無。普段着はだるだるの黒服だ)

ということで植物になりたい。
なにも考えず平和にただ生きたい。

と思っていたら、そういえばこの考え、吉良吉影と似てるものあるなと…

いや、あの変態は、植物になりたいと言いながらやってることは動物的だった。殺人鬼だしね。わたしは庭仕事やろう。

タンジーがものすごく元気なくて。
緑の葉がところどころ茶色…これはね、知ってるよ。アブラムシのせいだって。
駆除はしまくっている。でも、ひとつずつ駆除するのがだんだん面倒に思えてきた。

…ので、

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水攻めしてみる。

じゃぶじゃぶ洗うと、どんどんアブラムシが落ちてくる!
洗面器や水中に浮かんでいる黒っぽい点々は、アブラムシだよ~
タンジーにつくアブラムシは灰色で大きめの種類のアブラムシなので、見つけるのは容易いが、こう多くいるとね…?

そして鉢植えだと荒っぽい手段が使えてイイヨネ。
だがこのあと、うちのぽんこつホースが大暴れして全身水攻めにあったのはわたしだ。

午後からは店で仕事。
この棚にカーテンをつけようか悩んでいる(しょうもないことで悩むな)。

ハーブは光除けしたいのだが、店もオープンしてないので店自体が光除けしているし。
ちょっとDIYしないとうまく作れなそうだ。
DIYし始めると永遠とできるから、凝りそう。こんな時間がないときに…(笑)

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時間がないというのは、畑は今が収穫の最盛期だからだ。
昨日のメルマガで、魔女畑の無農薬・太陰暦農法のさつまいもが予約開始となった。

あと残りわずか。
で、次にくるのがラフランス。

今、収穫時期を見計らっている段階なので、こちらも間もなく予約販売開始となるだろう。
ハロウィン(サウィンのサバト)も大忙し。
現在の暦で言うところの年末なのだ。来年の計画を立てるために、来年の春分図考察も書かなければなあ。

そんな忙しい時期に限って闘志みなぎって色々やりたくなっちゃうのよね~。
noteの記事もまとめたいと思っているのだけど、それは冬になってからかなー。

好評の3分動画は、人形呪術編を撮っていた。
・藁人形で基本的な呪術をする
・ヴードゥー人形で相手に見立てる

人形呪術はやり方を変えて自分の願いに合わせることができるから、多様性がある。
基本的なやり方の動画を撮るのも難しかったなー。

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実は人形呪術がいちばんすきなので、人形作りを再開しているのだけれど。
呪術じゃなくて、人形をエンチャント(魔法を付与してお守りにする)するやり方のほうが需要があるのではと思えてならない。↓これ

推しのねんどろとか、フィギュアとか、ぬいとか。
誰かに見立てるよりも、お守りとか、イマジナリーフレンドにしたい人のほうが多いのでは…

見立てるほうの呪術も楽しいんですのよ…
今日も善い一日を。


アマプラで見れるじゃァないかーーーッ!
わたしはジョセフ・ジョースター(CV:杉田さん)が好き。

サポートして頂けたら、魔術研究の支援に使わせて頂きます。皆様により良い情報とデータを開示することで生き生きとした魔女活・魔術ライフになるよう願っています。