溟海に降るセルロイド:FOUR
鳴かない鳥は鳥篭に要らない。
啼らない電話は持たない。
泣かない女は強くなれない、
それなら何故孤独なの?
ポロン
古惚けたアパートの、質素な部屋の中に、ギターの音が響き渡る。
剥き出しのコンクリートの床の上に座り込み、あたしは只管、コードを奏でて居た。
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4,686字
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溟海に降るセルロイド
500円
あたしはチョビコとして生きていくしかない。 だからお願い、惑わせないで。 10話完結 読み切り 短編小説 41000文字程度 多少の性…
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