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地味だけどすごい銘柄に注目


きょうはいわゆる「地味スゴ銘柄」が脚光を浴びている記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 点検 半導体株(下)ニッチ銘柄に逆襲の芽

特に素材や部品などサプライチェーン(供給網)の川上での存在感は圧倒的だ。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の調査によると、半導体材料・電子部品市場の日系企業の市場占有率は22年に56%と世界首位だ。
(中略)
「今が買い時」とみる市場関係者は少なくない。なかのアセットマネジメントの山本潤チーフポートフォリオマネージャーは4月から運用を始めた投資信託に扶桑化学株を組み入れた。「高シェアで価格決定力があり、将来的な需要の伸びが確実なのにバリュエーション(投資尺度)では割安」と分析する。
三井住友トラスト・アセットマネジメントで国内半導体関連株に投資するファンド「半導体ジャパン」を運用する佐相兼呂ファンドマネジャーは「半導体の高度化に欠かせない存在として見直される部素材メーカーに投資妙味がある」と話す。
(中略)
24年1~3月の歴史的な日本株高は東京エレクトロンなど大型の半導体株がけん引した。半導体の中小型株は大型株と比べて割安な企業が多い分、株価上昇の余地がある。次の株高にはこうした中小型株にも物色の裾野が広がることが必要になりそうだ。

日本経済新聞

この記事を読むと、「地味だけどすごい」というテーマがぴったりだと感じるにゃ。岐阜県のイビデンや愛知県のフジミインコーポレーテッドみたいな企業は、普段あまり注目されないけど、実はとっても重要な役割を果たしているんだにゃ。

イビデンはAI向け半導体パッケージ基板のトップシェアを握っていて、エヌビディアみたいな大企業と取引しているんだにゃ。これって、目立たないけどすごいことだにゃ。さらに、フジミインコーポレーテッドはウエハーの研磨剤で世界トップ級のシェアを持っていて、これもまた地味だけど欠かせない技術にゃんだ。

半導体材料の市場占有率が世界首位というのも驚きだにゃ。扶桑化学工業やトリケミカル研究所なんかも、特定のニッチな分野で圧倒的なシェアを持っているんだから。こうした企業は、大企業が注目されがちな中で、自分たちの強みをしっかり活かしているんだにゃ。

地味だけど、確実に重要な役割を果たしている企業たちの存在を改めて認識することができる記事だったにゃ。これからの成長も期待できるし、日本企業の底力を感じるにゃ。


② 投資先、スマホからAIに エヌビディア時価総額首位

スマホ革命に代わって進行中のAI革命はまず、半導体を必要とする。米資産運用大手キャピタル・グループは、その中で供給網に不可欠な日本の半導体製造装置や、特色ある半導体素材メーカーなどを有望な一角に置いている。
同時にAI自体が劇的に各種市場への参入障壁を下げ、広範囲に生産性を高める可能性をもつ。
「エネルギーや環境といった得意とする分野で、世界の新たな標準を取れるような日本企業が出てきてほしい」(米倉誠一郎・一橋大学名誉教授)との視線もある。
(中略)
今をAI革命の初期段階だとみれば、勝者が定まったとみるのは早計だ。新たな収益の鉱脈を掘り当てようと挑戦する企業はもっと出てくる。エヌビディアによる時価総額の首位奪取は、未来のリーダー企業を競う新たな時代の号砲となる。

日本経済新聞

エヌビディアが世界首位の時価総額を獲得した背景には、AIの時代が到来していることがあるにゃ。この流れに乗って日本の地味だけどすごい企業にも大きなチャンスが巡ってきたとも捉えることができるかにゃ?例えば、日本の半導体製造装置や素材メーカーは、エヌビディアのような企業にとって欠かせない存在なんだにゃ。こうした企業は地味に見えても、その技術力と品質の高さで世界市場で勝負できるにゃ。

今はAI革命の初期段階だから、未来のリーダー企業がまだ決まっていないにゃ。日本の地味だけどすごい企業が、このビッグチャンスを活かして世界のトップに立つ可能性があるんだにゃ。技術革新の波に乗って、どんどん前に進んでほしいにゃ!


③ 【スクランブル】海外勢、日本株「質」シフト

「グローバルな株式物色動向をみると、6月に入って米景気の減速リスクが市場で意識され始めたことが分かる。日本でも景気敏感株からクオリティー株への資金シフトが起きている」。JPモルガン証券の高田将成クオンツストラテジストはこう分析する。
(中略)
クオリティー銘柄はこれまで相対的な魅力は高くなかった。SMBC日興によると日本株の株価変動を要因分解するファクター分析で「クオリティー」要素は23年初からの累積で15%ほどの押し下げ要因だった。大きく押し上げたのはPBR(株価純資産倍率)などからみる「バリュー」だ。
だが、風向きは変わりつつある。シティグループのエコノミック・サプライズ指数はマイナス22と、このところの経済指標が予想を下回る傾向が強まっていることを示す。18日発表の米小売売上高も市場予想を下回った。米長期金利は低下基調で、バリュー株の追い風は弱まっている
(中略)
米運用大手、ファースト・イーグル・インベストメンツの運用者は日本株投資の好例としてホシザキや中古車オークションのユー・エス・エスなどクオリティー株の特性を持つ銘柄を挙げた。「有形・無形の希少な資産を持ち特定の市場を握る企業(の株)を持つことは(経済の変調時に)財産を守ることになる」(マシュー・マクレナン氏)

日本経済新聞

実際に先行き不透明感が強まる中でハイクオリティ銘柄への選好が強まってるにゃ。クオリティー株って、自己資本利益率(ROE)が高く、負債が少ない企業を指すんだけど、これらの企業は財務的に安定していて、利益の成長性も高いにゃ。景気敏感株が不安定な時でも、クオリティー株はしっかりと安定しているから、長期的に見て安全な投資先として評価されているんだにゃ。

つまり、大型株主導の中で地味で目立たにゃかった中小型株でも、質の高い企業を見つけて投資することがチャンスに繋がりそうにゃ局面とも言えるかもしれにゃいですにゃ。日本の企業も、この質の高さを武器に、もっと評価されるといいなって思うにゃ。

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