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日経平均上昇 第3波への壁

① 海外マネー、再び日本株へ 日経平均3万5000円台

今回の上昇は日本株の「出遅れ修正」の面もある。23年秋以降、日銀の早期修正、米利下げ期待によって円高への警戒が広がると、日経平均は米欧の主要指数に劣後するようになった。為替見通しが変わり、海外勢には日本株に上昇余地があるように映った
日経平均は4日続伸で、23年末比の上昇率は4.7%に達した。米ダウ工業株30種平均(0.02%高)や欧州のストックス600(0.5%安)などを大きく上回り、昨年の出遅れ分を取り戻した形だ。
(中略)
もっとも急ピッチの上昇には警戒感も出ている。今後の焦点は1月下旬から始まる上場企業の23年4~12月期決算発表だ。合わせて公表する通期業績見通しや株主還元計画が投資家の期待値に届かなければ、いったん利益確定売りを招く可能性がある。「出遅れ解消」で株高持続のハードルは徐々に高くなる。

日本経済新聞

去年4月のバフェット効果による上昇が第1波だとしたら、今は第2波到来といったところかにゃ? 去年の第1波到来後は半年ほど伸び悩む感じだったけど、第2波の持続力はどの程度ににゃるのかな?
それを占う上で、今月下旬から本格化する第3四半期の決算内容に注目ですにゃ。円相場も神経質な展開が続いてるし、にゃかにゃか予想し辛い状況ではあるけど、史上最高値更新をするための第3波を呼び込めるかどうかは、来期に対する見通しの強さが鍵を握っていると言えますにゃ🔑


② ファストリ、純利益27%増 9~11月

 中国では伝統文化を基調とする消費トレンド「国潮」の高まりによる現地ブランド志向も強まっている。米アリックスパートナーズが2000人以上の中国人消費者を対象にした調査によると、23年11月の「独身の日」で「中国ブランドへの支出を増やす」と答えた消費者は66%にのぼった。
 アリックスの木村哲哉パートナーは「品質と安全性において中国ブランドが海外ブランドに追いつきつつあるとの認識が広がっている」とみる。
 UBS証券によると、23年8月期のユニクロの中国事業の店舗あたり売上高(元建てベース)はコロナ前の19年8月期比3割減った
 UBS証券の風早隆弘シニアアナリストは「(ファストリは)中国ではインフレ下でブランド力を武器に成長してきたが、デフレ経済に転換する中でコロナ禍前の成長に回帰できるのか見極める時期にきている」と指摘する。

日本経済新聞

先陣を切って発表されたファーストリテイリングの3Q決算は、中国事業が回復し同期間における過去最高益を更新🆙 中国の景気減速懸念を吹き飛ばす結果とにゃって、これから本格化する決算発表シーズンに向けて幸先のいいスタートとなりましたにゃ。
ただ、この先も明るいかと言われると必ずしもそうではにゃくて、消費嗜好の変化だとかマクロ経済の変調だとか、その辺の影響はまだ現れてにゃいから、慎重に見極めていく必要はありそうですにゃ。


③ 昭和99年 ニッポン反転(8) 重み増す食料安保

2年度の食料自給率は生産額ベースで過去最低の58%。日本は昭和の時代に世界2位となった経済力で世界の食料を買い集め、飢えずにすんできた。農林水産物・食品の貿易赤字は22年に12兆円と、原油(13.4兆円)に匹敵する。
(中略)
海外産の値上がりは、コスト競争で負けてきた農家の好機だ。農地の集約や連携で経営の質を高めれば収益力が上がり、食料安保にもつながる。
(中略)
政府は2030年度に生産額ベースの食料自給率を75%まで上げることを目標とする。日本に住む人の口に入るものの4分の3を、農家がもうかる価格でまかなう。夢物語ではない

日本経済新聞

こちらはもっと長い目で見たときに立ちはだかる「壁」という意味でピックアップしてみたにゃ。
食料の貿易赤字も実は原油に匹敵するんだと初めて知って驚いたにゃ😳 とにかく今は交易条件の悪化で所得流出が止まらにゃい状況だから、過度な円安に歯止めをかけるという意味でも食料自給率を上げる取り組みは大事と言えますにゃ。75%まで上げるっていう目標もあったんだというのも初めて知ったので、この辺りで恩恵を受けそうにゃ銘柄を探してみるのも面白いかもですにゃ😸


上がりまくってる今は次の買い場が来るまで地道に下調べに限りますにゃ。

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