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分散化へと変わる潮流


① 〈直言〉AI、創造的破壊の好機 レネ・ハース氏

――汎用AI時代にスマホに代わるものとは何か。
「クルマかもしれないし、キッチンかもしれない。オフィスの場合もあるだろう。いずれにせよ、スマートフォンからすべての情報を引き出す必要はなくなる
「スマートフォンは情報を引き出すデバイスだ。それに比べて汎用AIが実現するのは、利用者にとって価値のある情報を提案する世界だ」
「実現するには多くのインテリジェンスが必要になる。AIは利用者の行動を理解するパーソナライズとローカライズが求められる。つまり、もっと多くの機器が必要になるということだ」

日本経済新聞

電話やカメラやパソコンをひとまとめにして革命を起こしたスマートフォン。AGIが普及すれば今度は逆に、さまざまなデバイスが登場するかもしれにゃい、とアームのCEOは語ってるにゃ。確かに、四次元ポケットのように何かを引き出すための装置としてスマホというカタチに収れんしていったわけだけど、AIは逆にこっちに何が必要かを教えてくれるものににゃるのだとしたら、むしろスマホのようなカタチは合わにゃくにゃってくるかもにゃ。
そろそろスマホがなくなる世界を想像し始めてみても面白いかもにゃ。アームのCEOが語ってるように、複数のデバイスが必要とされるのなら、ある種また昔のような時代に戻る部分も出てくるのかしら?


② 【チャートは語る】脱炭素の「補助輪」空回り

企業が民間クレジットの購入を控える背景に、温暖化ガス削減効果への疑念がある。
民間クレジットの主流は森林保全など自然由来のものだ。クレジット開発者が森林保護などによる「排出削減への貢献」を申請し、民間認証機関が認定すればクレジットとして販売できる。英ケンブリッジ大教授らが18の森林保全事業を調査したところ、実際に排出削減効果があったのは発行されたクレジットのうち、6%に過ぎないという。
(中略)
購入者側の企業は信頼性の高いクレジットを求めて、新技術に資金を投じ始めている。課題はコストだ。大気中からCO2を直接回収し、地中に貯蔵する「DACCS」を基にしたクレジットの価格はCO2換算で1トンあたり1000ドルを超え、森林保全由来の価格の138倍に達する。

日本経済新聞

最近、東証にもできたカーボンクレジット市場。だけど世界的にはいまその実効性に疑いの目が向けられてるにゃ。ちゃんとしたのは6%しかないとか驚きだけど、そういう信頼性に欠けるクレジットを買った側も怪しい目で見られるから売れなくなって値崩れを起こしてるそうにゃ。
一方で信頼性を高めるための新技術も登場しつつあるから、ここでもAI革命的な潮流の変化が起こってることは頭に入れといてもいいかもにゃ。

③ 「楽観相場」に傾く市場 インフレ再燃に危うさ

株高などリスク資産の上昇は資産効果を通じてインフレ再燃の懸念を強める。そもそもFRBが5回もの利下げを迫られる経済環境は、市場が前提とする高インフレの抑制と景気の底割れ回避を両立できるというソフトランディング(景気軟着陸)論と矛盾する。いいとこ取りの「楽観相場」は危うさと背中合わせだ。

日本経済新聞

こちらも完全に利下げ局面へと潮流が変わった金融市場。確かに、市場の利下げ回数の織り込みとソフトランディング期待は矛盾するんだけど、にゃんかそういう風に割とすぐに楽観的ににゃれるアメリカの文化こそがアメリカ経済の強さの根っこにあるような気がして、結局それが今年腰折れせずに済んだ要因のひとつにゃんじゃにゃいかと思ってるにゃ。

上を向いて歩こうですにゃ、

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