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虎視眈々と主役返り咲きを狙う


きょうは生成AIブームの影で虎視眈々と主役返り咲きを狙う動きが感じられる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。

① 【スクランブル】株「空中戦」に休戦の合図

清算日が近づくとオプション価格は下がるが、4万円より上のコールに需要が集まる様子は目立っていない。期先物のコールで建玉をみても、4月物では最も建玉が多い行使価格が4万円、5月物では3万9000円と4万円より上を見たコールの売買は増えていない
株価が上昇する中、オプションの取引価格などから算出される日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は20.98と高水準だ。ただ「最近の値動きから見れば平常の範囲内の数字だ。オプション市場の投資家は直近で大きく株価が動くとはもう考えていない」とインベストメントLabの宇根尚秀代表は指摘する。
その中で、宇根氏は「中小型株市場でやっと業績などファンダメンタルズが主導する価格形成が進み始めた」と話す。
三菱UFJアセットマネジメントの糠信英樹常務執行役員は「株高によって国内金融機関のリスク選好度が高まり、高配当銘柄に選別投資する顧客が出てきている」と話す。

日本経済新聞

王台の4万円が近づく中で活発化していたオプション取引も落ち着きを見せてるということで、ここからもう一段上値を試す動きは限定的になるかにゃ? 生成AIブームに沸いた半導体関連株が小休止してる間に、次の主役を狙っているのが、好業績の中小型株や高配当株😼 
できれば春号の四季報を読んでから仕込みたいので4月頃から上がっていく展開になってほしいにゃ😹


② 【Deep Insight】さらばJTC、今度こそ

 「ジャパン・イズ・バック(日本が復活した)とは言い難い。株高は自社株買いや賃金の抑制によるところが大きく、経済再生の証しではない」。日本経済の専門家として知られる米ジャーナリストのリチャード・カッツ氏は、最近訪れた東京でこう語った。
 近著「日本経済の未来をかけた戦い(未邦訳)」では、ダイナミズムを失った旧来型の大企業に真の病巣がのぞくと訴えた。だからこそ俊敏なガゼル(カモシカの一種)に例えられる起業家を政策面でも支援し、産業の新陳代謝や労働力の移動を促すよう求める
(中略)
 興味深いのは早稲田大学の淺羽茂教授の研究だ。時価総額上位100社の創業後の年数を比べると、米国では50年以内だけでなく、100年を超える企業の存在感も大きい。日本の成長力との格差は起業の多寡に限らず、伝統的な大企業の生産性の高低から生じている面もあると分析した。
 淺羽氏は神奈川大学の枝村一磨准教授と共同で、1980年代から2010年代までの間に日本で生まれた製品イノベーションの実態を検証した。既存製品の改良が品目数で8割、出荷額で9割を超え、新製品の開発をいずれも大幅に上回っていた。伝統的な大企業の活性化を、米国以上に軽視できない事情が見て取れる。

日本経済新聞

次の主役という意味ではJTC、ジャパニーズ・トラディショナル・カンパニーにも妙味があるか? 新陳代謝というとスタートアップをどんどん増やしてけばいいとなりがちだけど、アメリカのいわゆるオールドエコノミー企業でもイノベーションを起こしていて、既存製品の改良がメインの日本と比べ、大企業間でも生産性に差をつけられている要因に。
第二のソニー、日立的な変身を遂げそうな地味な大型株も面白いかもですにゃ😺


③ 住商、メタバース参入

もはや一発屋芸人のごとく忘れ去られつつあったメタバース。アメリカ発のメタバースプラットフォーム「ロブロックス」にコンテンツを投入して、「2026年度以降の売上高を年間5億円に、将来は同40億円前後の利益を生むビジネスに育てる」計画にゃ。
また、「グリーン水素、中国が攻勢 再エネ由来電力で生成」という記事もあって、ESGとか含めコロナで瞬間的に盛り上がったテーマも虎視眈々と再ブレイクを狙う動きは健在💪 

個別銘柄だけでなく、こうした色褪せたテーマの復活の可能性も探ってみたいですにゃ。


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