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楽観的に構えてチャンスを捉える


きょうは楽観的に物事を考えることの有意性を示す記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 【FINANCIAL TIMES】悲観論は無意味で有害だ

悲観論を唱えると賢くなった気がするかもしれないが、その逆だということが調査でわかっている。英調査会社イプソスモリが17年に28カ国で実施した調査によると、人類が遂げた様々な進歩について最も知識が少ない人が将来を最も悲観していた
(中略)
「希望が人を殺す」とはよく言うが、本当に致命的なのは希望の欠如だ。各種研究では、全ての死因で悲観的な人の方が死亡率が高いことがわかっている。さらに恐ろしいのは、米ベンチャー投資家マーク・アンドリーセン氏の「テクノオプチミスト(技術楽観主義者)宣言」にみられるような、何もかもうまくいくという無謀な楽観主義の幻想だろう。

日本経済新聞

4、5年前に流行った『ファクトフルネス』という本でも書かれてたけど、データをつぶさに見ていくと、思ってるほど世界は悪くにゃってにゃい、イメージや思い込みが悲観的にさせている、という考え方🤔 確かに、悲観的に構えておけば、うまくいかにゃかったときでも傷が小さくて済むし、物事の背景まで見通せてる感じがしてちょっと知的ですらあるにゃ😹 そういうのも踏まえた上で、最後は楽観論を軸に行動していく勇気というか覚悟をもって決断できるようににゃりたいものですにゃ。


② 【ポジション】社債投資家、楽観論に傾斜

三井住友DSアセットマネジメントの中川朋春シニアファンドマネージャーは23年11月以降、持ち高を積極的に増やしはじめたという。「ほとんどの日本企業は業績がしっかりしており、ベース金利のボラティリティー(変動率)さえ落ち着けば投資しやすい。デュレーション(元利金の平均回収期間)も長めにしてリスクをとっている」と明かす。
もちろん警戒を完全に捨て去るには、まだ時間を要しそうだ。
野村アセットマネジメントの宇治田達哉シニア・ポートフォリオマネージャーは「タイト化のペースが早く過熱感が感じられる」と指摘する。金融政策が大きな転換点を迎えるなかで社債市場も無風では通過できないとみて「スプレッドが広がるタイミングで買いむかえるよう、足元でポジションを落とした」という。

日本経済新聞(10日付)

国内のクレジット市場も楽観的ににゃってるらしいにゃ。堅調な業績を背景に、国債とのスプレッドの差もどんどん縮小。金利は炭鉱のカナリア的な機能を果たしているとすれば、センチメントとしては基本的に明るい基調はしばらく続きそうですにゃ😸


③ 【エコノミスト360°視点】株価5万円台へ経営者は「夢」語れ

事実を見よう。1995年から2022年の間、東証株価指数(TOPIX)構成銘柄の1株当たり純利益(EPS)は11倍に増えた。一方、米国のS&P500種のEPS増加率は6倍だった。日本のサラリーマン最高経営責任者(CEO)はウォール街のスーパースターCEOを価値創造で上回ったのだ。
しかしこの間、TOPIXが1.3倍に上昇したのに対し、S&P500は8.4倍に急騰した。何が差を生んだのか。金融の世界では、株価とファンダメンタルな指標との乖離(かいり)が企業価値を決める。つまり米国企業はこの期間に「成長プレミアム」を獲得した。米国のCEOが投資家に対し、夢を実現させようとしてきたからだ。 
日本企業の優れた実績はEPSにとどまらない。米大手運用会社GMOは、株価と売上高や利益、簿価を組み合わせることで市場による時々の評価を除外した総リターンの指標を開発した。これによると過去10年間の累積リターンは日本が13%、欧州が6%、米国が4%だった。

日本経済新聞(10日付)

これも「失われた30年」という悲観論に浸っていては見過ごされてしまいがちなデータ📈 EPSはアメリカの倍近い11倍伸び、直近10年間の累積リターンに至っては倍以上の13%! にゃのに株価では大きく水をあけられてるのは、アメリカでは「夢」を語り成長プレミアムを獲得しているから。斜に構えず、堂々と目標や夢を語れるような株式市場ににゃってほしいですにゃ😼

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