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押し寄せる主役交代の波


きょうの日経はいろんなところで主役の交代が起きていることを印象づける記事が多かったので紹介していくにゃ。

① 【スクランブル】中小型株、始まる宝探し

23年から今年1月前半に健闘してきた中小型銘柄をみると、社会課題の解決に向け即戦力ともいえそうな企業が目立つ。
まずは世界の課題だ。三菱UFJアセットマネジメントの友利啓明チーフファンドマネジャーは、運用する「優良日本株ファンド」で大阪ソーダ株を組み入れ首位に据える。23年12月末時点の組み入れ比率は8%を超え、「ファンドマネジャー人生で、こんなに比率を高めたことはなかった」という。
注目点は、米国を中心に普及が加速するとみられる肥満症治療薬の精製材料だ。「肥満治療は疾患予防の観点などからも世界的に需要があると考えられ、株価はまだ割高ではない」(三菱UFJアセットの友利氏)
日本経済の課題は人手不足だろう。三井住友DSアセットマネジメントの木村忠央チーフファンドマネージャーは「労働人口の減少に対応するにはデジタル化が欠かせない」とみて、IT(情報技術)関連の一角が有望と話す。

日本経済新聞

去年4月から始まった株高局面が第一幕だとすれば、年初からの高騰劇は第一幕のフィナーレ、とねこ的には捉えてるにゃ😼 ということでここからがいよいよ第二幕、その主役は誰ににゃるのか? その候補として中小型株への期待が高まってるにゃ⤴️
最近の決算をみても去年あたりまでは花形だったニデックやファナック、信越化学工業といったところもやや足踏み状態。特にニデックのように中国依存の大きかった大企業の苦戦は鮮明にゃ。
中国の高い成長率をあてにせずやってこれたようなところで、国内外の課題解決に貢献できそうな銘柄は有望かもにゃ💡 さらに言うと「即戦力」って言う点がポイントで、期待先行型ではにゃい「地味スゴ」系に注目していきたいにゃ👀

② LGエネ、EV失速で減収

車載電池市場は今後も伸び悩むのか。26日の決算発表後の電話会見で李昌實(イ・チャンシル)最高財務責任者(CFO)は電池需要の先行きについて「完成車メーカーは当面保守的な在庫運営をする可能性があるものの、中長期的にはEV普及基調は変わらない」と話した。
LGエネは「25年下半期以降には過去の成長力を取り戻していく」としており、50兆円規模に膨れ上がった電池受注額を背景に中長期での業績拡大に自信を示した。
(中略)
さらなる不安要素が11月に控える米大統領選だ。仮にトランプ前大統領が再選すれば、「バイデン政権が押し進めたEV拡大策が減速する恐れがある」(韓国キウム証券)。

日本経済新聞

企業の銘柄群だけではなく、より広いセクター単位でも主役交代の波がきてるにゃ。去年までのEV信仰論はどこへやら、超長期的にみればEVが主役なのは間違いにゃいんだろうけど、米中対立やらなんやらで急速に進んできたEV一辺倒の流れも一服☕️ ESGっていう言葉ですら色褪せてきたから、環境とかだけではにゃく、これまであまり光が当たってこにゃかったような世界の課題は何なのか?という視点で銘柄を探してみるのも有効かもにゃ。

③ 【トップストーリー】日本株、長期保有が肝心

 今後の日経平均はどう見るべきか。利益増に応じた長期的な上昇基調が続くという過去十数年の状況は変わらないだろう。ROEの一段の上昇が加わればPBRの拡大を通じて株価はさらに上がりやすい。東京証券取引所が企業に要請している資本効率改善策などがどれだけ実現するかが重要だ。
 もう一つROEの改善期待がある。龍谷大学の竹中正治教授は「長く続いたデフレも過去の低ROEの要因だった」と指摘する。実際、過去のインフレ率とROEとは長期的に連動性がみられる。
 インフレ率が上がれば価格引き上げに伴って利益率も上がりやすく、ROEの計算式の分子である利益増に結び付きやすい。竹中氏は「人手不足による賃金増で適度なインフレが続けばROEは今後も上昇しそうだ」と話す。
 新年に入っても、個人は日本株を大幅に売り越している。短期的な収益が目的なら、利益確定の売却は正しい選択肢。しかし井出氏は「目標が数十年後の資産形成で、利益増と経営効率改善を背景に日本株も上昇期待があると考えるなら、目先の割高感があっても売る必要はない」と助言する。

日本経済新聞

株高局面での主役交代の波🌊 ということはいま含み益があるかつての主役級の銘柄は売っちゃった方がいいのかにゃ?にゃんて思ってたりしてたけど、長期投資が前提にゃらやっぱりその必要もにゃいかなとこの記事を読んで思ったにゃ。確かにバブル崩壊後のレンジ相場だったら売り買いしにゃいとやってらんにゃかったんだろうけど、ようやくデフレも解凍してインフレの波にも乗りつつあるから、企業の成長ストーリーに身を委ねていくようにゃ方法がこれからは効率という面でも最適にゃのかにゃ? そう言う意味では投資手法の主役も変わりつつあるのかにゃ?


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