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肌感が目に見える形に


きょうは最近肌感で感じていたことが次々とデータで裏付けられていくような記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 【Market Beat】円安でも沈むトヨタ株

2010年代は相関係数がおおむねマイナス0.4~マイナス0.8で推移し「円安・株高」だった。この2年は0.1未満と連動性が極めて薄い状況が続いている。足元ではマイナス0.02とほぼゼロだ。
(中略)
実際、企業の利益には円安の押し上げ効果の低下がみられる。シティグループ証券の分析によると、10年前後には1%円安・ドル高が進めば東証株価指数(TOPIX)の予想EPS(1株当たり利益)は2%押し上げられる関係にあったが、足元では0.6%増にとどまる。
(中略)
日興アセットマネジメントの神山直樹チーフ・ストラテジストは「円安が進めば海外子会社の収益が膨らみやすいが、日本の事情をよく知る海外の長期投資家は『換算』でしかないとみなす。投資判断では為替換算の影響を除いた実質的な稼ぐ力を見極めている」と指摘する。
経営者にも「円での経営成績をドルに換算するとどれくらいにみえるかを絶えず意識し、世界の目線でみる」三井物産の堀健一社長)との声が聞かれる。

日本経済新聞

もうとっくに肌感では円安・株高の理屈は通らにゃくにゃってたけど、実際に数字で見てみると肌感を上回る現実にびっくりですにゃ🙀 現地生産とか利益構造がほぼほぼ為替に影響されにゃい仕組みに転換してることが大きいみたい。こうなると円安メリットにゃんてにゃくにゃってきますにゃ😹 🇺🇸の運用会社の中にはドル円が120〜140円ににゃると踏んで為替ヘッジなしで投資してるとこもあるとか。われわれもドル建てで価値をはかる習慣を付けておいた方がいいかもですにゃ☝️


② 日銀が国債買い入れ減額 長期金利、今年最高水準に

日銀は13日、国債買い入れ予定額を通知し、償還までの期間を示す残存期間「5年超10年以下」で4250億円とした。これまでの4750億円から500億円の減額となる。他の残存期間では買い入れ額を据え置いた。
(中略)
長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは一時0.940%まで上昇し、23年11月以来、約半年ぶりの高水準を付けた。
金融政策の影響を受けやすい新発2年物国債利回りは一時0.325%と、09年6月以来、約15年ぶりの高水準をつけた。超長期債では、新発30年物国債利回りが11年8月以来の水準となる2.03%まで上昇した。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは「減額はないとの予想が多数派だったなかで意表をつかれた。市場では円安を受けた金利の高め誘導という意図があったとの受け止めも多い。先々の買い入れ減額や追加利上げに対する思惑も強まった」と話す。

日本経済新聞

金利の先高観は肌感としてあったけど、コンセンサスを上回るスピード感で正常化に向かっているような動きににゃってきましたね💨 年内2回の利上げもあり得る? そうにゃるとさっきの記事で見たようにドル円120〜140円もそう遠くない時期にやってくるかにゃ? アメリカ以上に日銀の動きに注目ですにゃ。


③ 【Deep Insight】物流危機で育つ起業家精神

「物流はコストセンターどころか、バリュークリエーター(価値創造の源)だ」。物流を専門とする東京大学の井村直人特任研究員は訴える。同じ商品でも、顧客が望む場所、時間にドンピシャで届けば価値は高い。新たな顧客体験は物流でこそつくれるとみる。

日本経済新聞

人手不足で守りに追い込まれてるようにも見える物流業界だけど、「価値を生む源泉」と発想を変えればチャンスの宝庫にも見えてくるにゃ😸 実際、倉庫で働くロボット開発が活況でイノベーションが起きつつあるとか。Amazonとかはまさに即日配送を可能にして革命を起こしたし、意外と未来志向のテーマとして面白いセクターになるかもですにゃ☝️


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