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コンパウンド思考


きょうは投資だけではにゃく、物事をコンパウンド=複利的に考えることの大切さを教えてくれる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 円の警告 国富を考える(2)マネー、一方通行の流出

お金の流れを見渡すと、国内外の企業による投資は「円売り超過」だ。日本勢は海外投資(=円売り)を増やす一方、言葉や人材、文化が壁となり、海外勢の日本投資(=円買い)は少ない。対内直接投資の対国内総生産(GDP)比率は主要38カ国で最も低い
(中略)
投資マネーは通貨価値が不安定な国を敬遠しがちだ。危機感が企業を動かす。
22年秋、東京エレクトロン社内に衝撃が走った。外国人株主比率が突如、4割台から3割に落ちたからだ。投資家向け広報(IR)責任者の八田浩一氏は「円急落が株主の離反を招いた」とみる。本業の競争力は不変でもドル建ての株式価値が下がり、海外株主は不安を募らせていた。

日本経済新聞

東京エレクトロンでそんなことが起きていたのかと驚いたけど、それ以上に日本は海外からの直接投資がGDP比で最低という事実にはさらにびっくりしたにゃ🙀 まさかそこまでとは、という感じだけど、その要因を考えてみると、次の記事に凝縮されてるような気がするにゃ。


② 【Deep Insight】「リニアな経営」では届かない

エヌビディアは未開拓の市場に革新的な製品でリスクをとる複利の経営で、日本企業はどちらかといえば従来の延長線で事業を描くリニアな経営をしてきたといえる。中期計画などをみても、そう感じることが多い。経営のやり方は様々だろうが、複利や指数関数の思考で攻めてくる海外勢を相手に競争できるのかどうかだ。
米国企業ではアマゾン・ドット・コムも参考になる。同社は2000年から20年間の売上高のCAGRが28%もあり、規模を140倍近くに拡大してきた計算になる。稼いだ利益を再投資し、複利的に巨大化をめざす。日本企業が忘れかけている成長のダイナミズムではないか。

日本経済新聞

リニア=直線的な成長じゃ、もはや世界にゃ勝てないにゃ。エヌビディアは生成AI用の半導体で市場を席巻し、成長ペースは急ピッチ。売上は前年同期の3.6倍だにゃ。ムーアの法則も凌駕し、AIの需要に応じて複利的な成長を続けているにゃ。

日本企業もリニアな経営から脱却する時期だにゃ。アメリカのアマゾンはCAGR(年平均成長率)28%で規模を140倍にしたにゃ。ソニーや日立もCAGR10%以上を目指して複利的成長を取り入れ始めてるけど、まだ道半ばだにゃ。

複利の思考は時間がたつほど成長を加速させるにゃ。日本企業も、もっと大胆に再投資し、成長のダイナミズムを取り戻すべきだにゃ。リニアな思考から脱却し、世界と本気で戦う時が来たにゃ。


③ RE:チャージ(上)ベルギー、電力需給は蓄電池で調整

YUSOは蓄電池を使ってためた電力を売買する。電気が余って価格が安いタイミングで蓄電池を充電し、電力が不足気味で価格が高くなる時間帯に放電する。価格の差が収益になる。
共同創業者のミシェル・ベルシューレ氏は「再生可能エネルギーの供給のブレは歓迎だ」と語る。需給の差が大きいほど高い収益が得られる。「今後も再生エネの導入が増え続ける限り、調整弁の蓄電池ビジネスも伸びる」と自信を示す。

日本経済新聞

その複利的な戦略を考える上で、この蓄電池事業はひとつ参考になりそうにゃ。電気は供給量と使用量を同じ量に保たにゃいとバランスが崩れて大規模な停電になるから、その調節弁とにゃる蓄電池が欠かせにゃいそうですにゃ。ちょっと前からテーマとしてはあがってたけど、まだ確立されてにゃい分野だから、今から仕掛けていっても遅くはにゃいと思いますにゃ😼 GSユアサとか調べてみたら面白いかにゃ?

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