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キャッシュ・ビッグバンが起こる?


きょうは企業と家計が持つ潤沢なキャッシュのビッグバン的な状況が起きつつあるんじゃにゃいかと感じさせる記事があったので紹介するみゃ。

① 〈日経平均最高値 株高の先に〉「負のバブル」正常化へ

長期金利が0.8%程度に対して益回りは6%程度。債券バブル、あるいは株のマイナスのバブルというべき現状だ。株は著しく割安。長期金利と株式の益回りが共に3%になるなら、PERは33倍だから足元の2倍。日経平均7万円、8万円がフェアバリューになる。株の『負のバブル』が正常化し株高トレンドは後戻りしないだろう」
(中略)
「日本経済は米国に次ぐ明るいものになる。日本経済の停滞は人口減の問題ではない。欲望が圧迫されて貯蓄が遊んでいるだけだ。うまくマッチングすれば好循環が起きる。起点は円安で貿易財の競争力が高まり、日本人の賃金が上がることだ。移動のコストが著しく低下したいま、観光産業も貿易財だ。インバウンド需要は地域経済に巨大な効果をもたらす。ものすごい好循環が起きる」

日本経済新聞

「欲望が圧迫されて貯蓄が遊んでるだけ」という指摘は興味深いにゃ🤔 バブルの反動で清貧主義というか、金儲けは悪みたいなノルムが染み渡った感もあるから、そこが解き放たれば日経平均も4万円どころではない世界線になりますにゃ😽 人口減少→マーケット収縮という固定観念にとらわれず、家計に眠る資産をくすぐれるような銘柄、またインバウンドも今後も期待が持てますにゃ。


② 日本株買い、裾野拡大 増配の大林組2割高

東証プライムに上場する3月期決算企業が抱える手元資金は2023年9月末で101兆円を超える。10年間で1.5倍になった。海外投資家が日本株の評価を割り引いて考える要因の一つに、この巨額のキャッシュがある。
一橋大学大学院経営管理研究科の田村俊夫教授は「企業の余剰キャッシュは投資家から額面通りではなく、ディスカウントして評価されている」と指摘する。企業に眠る現金は価値創造につながらないばかりか、経営者にゆとりをもたらすからだ。政策保有株も同様だ。投資家は企業に資金の有効活用を求めている。

日本経済新聞

家計以上に企業はもっとお金を溜め込んでて、その額は101兆円😲 インフレ以上に有効活用を求める投資家の圧力でどんどん目減りする一方。今後も株主還元の流れはどんどん広がっていきそうかにゃ? 還元だけではなく、積極的に投資に振り向けていきそうにゃところもねらい目かにゃ? まさにキャッシュ・イズ・キングですにゃ👑


③ 来年度こそ中小型株の逆襲が始まる?

テレビ東京「Newsモーニングサテライト」より

きょうのモーサテの深読みリサーチでは中小型株の逆襲が始まるか?がテーマだったにゃ。意外と2000年代は大企業のアウトソーシング化の流れもあって、中小型株優位の時代が長かったんだとか。2017年以降はアンダーパフォームし続けてるんだけど、いよいよ来期は二桁増益で日経平均を上回りそうな勢い💨 PERも12倍台と日経平均の15台後半と比べれば全然割安にゃので、まさに今が仕込みどき?

ポイントとしては、成長市場よりも成熟したマーケットでシェアを伸ばせるような競争力のある銘柄、またボラティリティーの観点から100億円未満の超小型株はとりあえず避けて選んでいくのがいいらしいにゃ。あとはにゃんと言っても経営者の姿勢。成熟産業でも成長志向の強い企業に投資していきたいものですにゃ☝️

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