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黒子に光を当てる


きょうは改めて日本株は「黒子」こそ主役だにゃと思った記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 円の警告 国富を考える(5)「安いニッポン」から再起

AI時代は、国内の生産性を磨き直し、賃金・物価が上がる経済にする好機だ。カギとなる製造業のうち日本企業は素材に強い。生産性を劇的に高める技術革新につながる。
敷き詰める発光ダイオード(LED)素子が多く量産化が難しい次世代ディスプレー「マイクロLED」。信越化学工業は当初は中核部品を供給するだけだった。研究者がディスプレーメーカーに出向いて要望を聞くなかで生産工程を網羅する製造装置を開発した。
従来製品では5割以下だった歩留まりがほぼ100%に改善し、量産化が近づいた。「顧客と共にその場で実験計画までつくる」(松本展明・主席研究員)。現場で細かく調整する「擦り合わせ」が生きた

日本経済新聞

この記事は、日本の製造業、特に素材分野がいかにすごいかを語っているにゃ。信越化学工業の例を挙げているんだけど、マイクロLEDの製造で、彼らは最初はただの部品供給者だったんだにゃ。でも、研究者たちがディスプレーメーカーの現場に行って直接要望を聞きながら製造装置を開発したんだにゃ。これにより、歩留まりをほぼ100%にまで改善して、量産化の道を開いたにゃ。

こうした「擦り合わせ」の努力が生産性を高める鍵になっているにゃ。円安という経済の問題を解決するためにも、目立たない「黒子」の存在が重要だってことが分かるにゃ。

だから、日本経済の強化には、こうした裏方の努力と革新が欠かせないんだにゃ。それをしっかり認識して評価することが、持続可能な発展に繋がるんだにゃ。地道な努力を忘れずに、みんなで頑張っていきたいにゃ。


② インテル、シャープ工場で半導体

さらに液晶パネルの生産技術そのものが有効活用される可能性も浮上する。ガラス基板に微細な回路を描く液晶技術が、次世代半導体の仕上げ工程に適用される研究が進んでいる。
半導体を電子部品に仕上げる際の回路基板には一般的に樹脂が使われてきた。絶縁性能や耐熱性能に優れたガラス基板を使うことで省電力や良品率向上につながる可能性があり、インテルやラピダスが関連技術の研究開発を始めた。
こうした技術が量産段階に移れば、液晶の生産設備の一部も再活用される見通しだ。

日本経済新聞

半導体産業の影に隠れている力持ちたちにも光が当たる時がきたようだにゃ。面白いのは、液晶パネルの技術が再評価され始めたこと。ガラス基板に微細な回路を描く液晶技術が次世代半導体に役立つ可能性が出てきたんだにゃ。インテルやラピダスがその研究に乗り出していると聞くと、未来がとても楽しみになるね。液晶技術は、省電力や良品率向上に貢献できる可能性があるんだって。これまで隠れていた「液晶資産」が、再び脚光を浴びることになるとは思わなかったにゃ。

このように、半導体産業の発展は、多くの「黒子」たちの努力の結晶によって支えられていることを忘れないでほしいにゃ。技術の進歩は、一つの産業だけでなく、さまざまな領域の協力と努力によって成り立っていることを再確認させられる話だにゃ。


③ パナHD、電池事業計画修正 EV変調で

背景にはEVの失速がある。テスラの24年1~3月期のEVの世界販売台数は前年同期より9%減った。
EV市場の変調は電池大手の業績に表れている。パナソニックHDの24年1~3月期のEV電池事業の調整後営業損益は、北米でEVや電池を生産する事業者を優遇する米インフレ抑制法(IRA)関連の補助金をのぞくと、175億円の赤字だった。国内工場の稼働率低下などが理由だ。
(中略)
11月の米大統領選で、共和党の候補指名が確定しているドナルド・トランプ氏が勝てば日韓の電池大手に痛手となる可能性がある。パナソニックHDの前期はIRA関連の補助金が調整後営業損益ベースで868億円の増益要因となった。今期は870億円を見込む。

日本経済新聞

こちらは家電という表舞台からEVの黒子に徹しようとしているパナソニック。けど、まだまだ復活への道のりは長そうにゃ💦 補助金にゃしでは収益化できていにゃくて、トランプさんが大統領ににゃろうものにゃら補助金が打ち切りににゃる可能性が高く、ますます苦境に立たされそうにゃ。今のEV変調も一時的なものではあると思うから、にゃんとか踏ん張って一気に花開くタイミングを逃さにゃいようにガンバってほしいですにゃ💪

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