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海外から見た日本株の風景


きょうの日経には海外のアナリストや投資家が語る日本株の姿について、いくつか興味深い記事があったのでピックアップしていくにゃ✍️

① 金利上昇、経済に再び活気

アトランタ連銀エコノミスト アントン・ブラウン氏

日本は高齢化への対応が最も重要な課題だ。毎年、数多くの労働者が引退している。世界の金融当局者は現在、インフレの先行きに不安を残しながら、景気をどうソフトランディング(軟着陸)させるかに頭を悩ませている。日銀は高齢化という課題を考慮した政策決定が求められる
(中略)
24年は日本経済の分岐点になる。世界では新型コロナ禍後に実質金利が上がっている。日本でも金利が上がり維持されると、団塊の世代が資産の将来に自信をもてるようになり、経済が活気を取り戻すと思う。「日本版ソフトランディング」ともいえる状況だ。
少子高齢化社会では、教育にお金を使うことが大切だ。将来を支える未来の世代に投資しなければならない。財源の確保は痛みを伴い、簡単ではない。幅広い世代で分かち合う消費税の増税などを通じて実行すべきだ。

日本経済新聞

日本経済が好調なときはつい忘れがちににゃっちゃうテーマにゃんだけど、言われてみれば確かにほぼほぼどんなテーマも「高齢化」に収れんしていくんじゃにゃいかと思うにゃ👴👵
ひとつはストレートに高齢化社会の課題を解決するためのAIだったりDX、もうひとつは労働力人口の減少による賃金の上昇による社会の変化、市場拡大のための海外展開。
常に「高齢化」を軸として持っておいて見失わないようにしておきたいですにゃ😼

② 日本株高、証券幹部に聞く

ドル建ても上昇 ゴールドマン・サックス証券 ジョン・ジョイス氏

注目すべきは23年と異なり、日本株がドル建てでみてもパフォーマンスが良いことだ。長期投資家はスタンスとして為替ヘッジせずドル建て成績を重視する。海外投資家はMSCI全世界株指数(ACWI)といった指標対比で、日本株をアンダーウエート(少なめ)に抑えていることがほとんどだ。ドル建て日経平均が米S&P500種株価指数をアウトパフォームする状況が続くと、日本株の「持たざるリスク」が高まる

日本経済新聞

去年の株高はあくまで日本円ベースだけの話だったけど、今回はドル建てでもしっかり上げてて、海外から見たときの風景もまったく違ったものに映るのかにゃ👀 仮にもし円高が進行しても、海外勢の「持たざるリスク」意識が下支えとにゃって、株高の流れは維持できるかにゃ?
そうなると日銀のマイナス金利解除、FRBの利下げもどんと来い、って思えてくるにゃ😹

年末に日経平均3万6000円想定 仏ソシエテ・ジェネラル フランク・ベンジムラ氏

注目は半導体関連と銀行株だ。半導体のサプライチェーン(供給網)は日米両国で引き続き成長する分野だ。世界的に人工知能(AI)が急速に普及し半導体需要が大きく伸びている。2013年以降のアベノミクス相場から銀行株はかなり割安な水準だった。銀行株の上昇は続くとみる。

日本経済新聞

去年で上昇一服したかに思える銀行株もまだまだ上を目指せるってこと? ちょっと注目しておきたいにゃ。

③ 気候テックにマネー回帰

気候テックのスタートアップ企業への投資は金利上昇で縮小していたが、脱炭素需要をにらみ再び増えそうだ。
「異常気象はどんどん悪化している。政府や企業が脱炭素の変革を急いでいるのも追い風。気候変動対策は市況に左右されにくい」。コングルーエント創業者のジョシュア・ポザメンティア氏はこう話す。脱炭素に特化して新興企業に投資する同社は、2億7500万ドル(約400億円)を集めた新ファンドからの投資を近く始める。

日本経済新聞

最近EVを筆頭に急激にしぼみつつある「脱炭素」。アメリカでは補助金の後押しもあって復調の兆しを見せ始めてるそうにゃ。
確かに、気候変動対策の流れは消えることはにゃいだろうし、成長すれば市況に左右されにゃい分野にはなるだろうから、日本でも同じような動きが活発ににゃってくるかどうか、注目ですにゃ😼


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