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【割安中小型株】 イフジ産業 〜卵は“食の半導体”〜
キューピーに次ぐ液卵業界2位の地味スゴ銘柄
業務用液卵の製造・販売でキユーピータマゴに次ぐ業界2位。養鶏場を経営していた藤井徳夫氏が1964年に創業。納入先は製パン向けが最も多く、菓子製造、卵加工品と続く。近年は外食、中食向けの販売が増えた。国内4工場体制で販売地域は関東事業部が約4割と福岡、関西、名古屋の各事業部を上回る。原料卵の仕入れ額と液卵の売価との差が利益の源泉。原料卵の2割は卵価が低い夏場に仕入れる。即席麺やスナック菓子など業務用粉体調味料も手掛ける。藤井家の影響力強い。卵白プロテインの育成に注力。連結配当性向25〜30%メド。
福岡県に本社を構えるイフジ産業。そもそも液卵って何なの?というと、パンやお菓子作りには欠かせない卵を液状にしたもの。仕入れるお店側からすると卵を割ったりする時間や手間が省けて、効率アップにつながるんだとか。
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イフジ産業はそんな液卵業界でシェア12%、キューピーに次ぐ2位を誇る地味スゴ銘柄💪 いろいろ調べていく内にた、ただスゴイだけじゃなくてかなりの割安水準にあることが分かったので紹介するにゃ😼
ポイント①: コロナショックにも微動だにしない安定収益
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直近10年の業績グラフを見ての通り、特に収益面ではずっと右肩上がり⤴️ 多くの企業でコロナショックの影響を受けた2021年3月期も、売り上げこそ落ちているものの、3割近い増益率。その強さの源泉を探っていくと⏬
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現在の2代目社長、藤井宗徳さんになってからサプライチェーンの改革に着手。
卵の調達先となる養鶏場を全国800カ所確保し、規格外のサイズやごくわずかなヒビが入ってしまった卵を優先的に買い付けることで単価を抑制。さらに、山崎製パンといった大手メーカー向けだけにとどまらず、小型サイズも導入し個人経営のお店などにも販路を広げ、8期連続の増益を達成👏
イフジ産業さん自らも卵を“食の半導体”と位置付けていて、景気に左右されにくいディフェンシブな特長を持つ銘柄と捉えることもできるにゃ。
ポイント②: 株価水準がとにかく割安
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株価的には去年の8月に、鶏卵価格の高騰で販売価格も上昇したことで今期の見通しを上方修正した際に、一時1900円を超える水準までブレイク👊 その後は材料不足で1300円台に落ち着いているんだけど、予想PERは7倍台と超格安😳
上のグラフをご覧の通り、株価とPERの推移が見事に真逆で、今は株価水準は上がってるのにPERは下がっている状況。つまり、想定されている利益水準に株価が追いついていにゃい状態。
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PERだけではにゃくて、キャッシュフローベースで株価水準をみるPCFR(株価キャッシュフロー倍率)も9.3倍とまだまだ低い水準。
さらに、将来キャッシュフローを現在価値に割り引いて企業価値を推測するDCF法っていうのがあるんだけど、それで計算するとイフジ産業の時価総額は492億円とはじかれ、ざっと今の4倍以上の価値はあると推定できるにゃ☝️
ポイント③: タマゴという食の半導体で社会課題を解決する“テック企業”
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卵を軸にした新規事業も展開していて、2020年には卵白を粉末にして作ったプロテインも発売。卵白は他の原料と比べてタンパク質の吸収率がいいらしく、じわじわとファンを獲得していってるそうにゃ。
また、卵の殻を使った新素材「バイオアパタイト」で人工関節などの高度医療素材にも活用しようという研究も進められていて、単なる食品加工会社という領域だけにとどまらず、社会課題の解決にも貢献できる可能性を秘めているにゃ。
そもそも、原料の調達で卵として商品にならない規格外品を買い取っているということ自体、養鶏農家さんにとってみれば大きな課題解決にもにゃっているにゃ😸
留意点: ガバナンス機能
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ここまで見てきた限り言うことなしな優良銘柄にも思えるけど、唯一懸念点を挙げるとすれば、ガバナンス機能が十分に働くかどうかという点。
株主上位一覧を見てもオーナー一族が占め、外部のチェック機能が果たして効いているのかどうか、少し不安なところ。ごく僅かではあるけど外国人株主も入ってきてるので、今後こうした株主の裾野が広がっていくかどうかも注意したいところにゃ⚠️
目標株価: 4415円
さっきも少し言及したけど、企業価値を算出するDCF法、さらには収益還元法や配当還元法の3つの式で弾き出された時価総額を単純に3 で割って理論株価を計算すると、4415円に💸
今現在、100億円規模の銘柄でスタンダード市場ということもあって流動性が今ひとつにゃのが難点だけど、今の株価だと配当利回りは3%、DOEは4%と悪くにゃく、そういう安心感もあったので本日INしてみましたにゃ😺
果たして、2倍、3倍と化けてくれるかどうか… あとは祈るのみにゃ🙏
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