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引き寄せの法則~認知科学で紐解く心のバランサー~

少し前に、【ザ・シークレット】という引き寄せの法則を題材にした本が流行ったの覚えていますか?

私が初めて手に取ったのは大学生のころでその頃は意味が解らない本という感想でした。(笑)

最近私は認知科学を学習しており、その点でこの引き寄せの法則というものを解説できればと思います。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

本日の谷田部の流儀は、【引き寄せの法則~認知科学で紐解く心のバランサー~】について書きたいと思います。

本投稿を読んでほしい方は以下の通りです。
・引き寄せの法則に懐疑的な方
・認知科学に興味のある方

引き寄せの法則とは?

『引き寄せの法則』とは、自分の思考やあり方を変えることによって望ましい現実を引き寄せようとするものです。

ナポレオン・ヒルの著書「思考は現実化する」から派生した成功法則のひとつと言われています。
ベースには次のような考え方があります。

注意と意識とエネルギーを向けるものは、良いことであれ悪いことであれ現実のものとなる ──
波動は共鳴し、同じ波動を持つ出来事を引き寄せる ──

うーん。なんだか抽象的過ぎてよくわかりませんね。

認知科学とは?

認知科学は、情報処理の観点から知的システムと知能の性質を理解しようとする研究分野。

認知科学は以下に挙げる諸学問の学際領域である。

心理学 - 認知心理学 - 進化心理学 - 文化心理学 人工知能 - ニューラルネット - コネクショニズム - 計算機科学 言語学 - 心理言語学 - 生成文法 - 認知言語学

簡単に言うと、人間の【何かを理解する】という事象を人間の知的・情報処理構造から論理的に理解するものです。

引き寄せの法則を認知科学で紐解くと?

上記2つを合わせると引き寄せの法則が論理的に理解できるようになります。

無意識とコンフォートゾーン

まず、人間の意識(今あなたが見えている景色や感じている音、匂い)というのは認知科学では95%は無意識であり、意識的な部分は5%しかありません。

なぜか?脳が有効な情報を処理し続けるためには意識的部分は5%が限界だからです。

100%意識的というのは、心臓を動かす、体の筋肉を動かす、見ている景色すべての色や動きを追う、匂い、音、気配がすべて意識的になってしまうと情報が多すぎてしまいパンクしてしまいます。

また、人間にはコンフォートゾーンという居心地の良い場所があります。

これはリアルな場所(例えば自宅やお気に入りの喫茶店等)やコミュニティ(家族・友人)といった意識的なものがあります。

そして人間というのはそのコンフォートゾーンに戻ろうとする特性があります。

皆さんも一度は経験したことがあると思いますが、遠足や海外旅行等に出かけた際に、家に帰ってホッと一息つく瞬間や、嫌な事があったときに家族や友人に電話して安心したことはあると思います。これは心のコンフォートゾーンです。

※余談ですが体のコンフォートゾーンもあります。サウナに入ると汗をかきますよね。それはなぜでしょうか?

平熱の体温がサウナによって上がり、汗をかくことで平熱に戻ろうとするためです。逆に寒いところに行くと、無意識に体を震わせて筋肉を動かし、低下した体温を元に戻そうとします。

ここでお聞きします。心と体のコンフォートゾーンは意識的でしょうか?無意識でしょうか?多くの方は無意識だと思います。

引き寄せの法則とコンフォートゾーン

引き寄せの法則はそんなコンフォートゾーンの考え方に基づいています。

例えば、あなたは車が欲しいと思っています。すると心のコンフォートゾーンは自然と車というキーワードを無意識で探すようになります。

欲しい車が自然と目に入るようになる。欲しい車の値段を意識するようになる。日々の支出を意識するようになり。結果車を購入することができる。という具合です。

人それぞれですが、上記プロセスが無意識で行われていることが多いです。

身近な例で言うと、私は、本屋さんに行くと自然と今気になる、勉強したいと思っている事柄の本が見つかる事があります。これも無意識で探している結果なんだと思います。

今回は、引き寄せの法則を認知科学を基に紐解いてみました。ものすごく雑に紐解いてしまったので、もしここが違うよっていうご意見などありましたら教えてください。

以上です。
またよろしくお願いいたします。

株式会社クロコ 谷田部

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