センター試験2-1

センター数学は、完成された試験である。(センター試験考察 数学編)

あけましておめでとうございます!京大医学部現役生のクロコ(@koo52310552)です。2020年一発目の投稿になります。今年もよろしくお願いします。

さて、僕は正月ゆっくりしておりますが、受験生はそう言ってられないと思います。二週間後にはセンター試験が近づいてますね。そこで、京大医学部生である僕のセンター試験に対する考え方を、話していこうかな、と思います。その手始めとして、まずは数学から始めます。

まず、結論から言うと、僕はセンター数学は完成された試験であると考えています。試験のレベルもそうですが、

「学力に幅のある、大多数の受験者を、できるだけ楽な採点方式で、学力順に上から並べる」という目的において、センター試験は完成されている

と思います。一体どういうことか。そして、センター数学を解く際のコツなんかも教えていきたいと思います!

センター数学の考察

数学ですが、良問が揃っていると思います。基礎からわかっていないと、全く点数が取れない。そして、しっかり学力順に点数がつけられていると感じます。

というのも、センター数学は大問ごとに完答までの導入がとても丁寧で、回答者がどのレベルまでわかっていて、どこからわかっていないのか、明確に判断できます。もちろん、満点を狙う受験者は、計算ミスをせず、最後までたどり着かないといけません。

ここで言っておきたいのですが、

センター数学の点数を満足に取れないで、難関国公立の二次数学試験の点数を取れるわけがないのです。

厳しいようですが、よく、「センター試験と二次試験の能力は別だから、センターは取れなくても大丈夫」という声が聞こえますが、愚かです。特に数学に関しては、センター試験では、基本的な問題解決能力と、正確な計算処理能力が求められます。

センター試験の数学が完答できない人が、京大の二次試験の難問を完答できるわけがないのです。センター試験の数学で計算ミスしている人が、難関国公立医学部の数学でミスしないわけがない

東大京大や難関医学部を目指している人たちはセンター数学8割は当たり前というところまでレベルを上げておきましょう。(東大京大以外の医学部はセンターの配点が高く、満点を取れないとそもそも合格は厳しいと思います)

そしてこれも大事なのですが、

センター演習をしている際にも、二次試験の得点upにつながる勉強をすることが重要

センター試験が終われば、すぐに二次試験対策に終われることになります。その時の感覚の鈍りを少なくしておけば、合格もより近づくことになるでしょう。下にセンター試験を解くコツや演習の時に意識したいことを挙げておきました。

センター数学を解けるようになるコツ

1.公式を頭に完璧に入れておく

例えば、シグマ計算や積分のショートカット公式(1/6公式など)ですね。考えて出てくるようでは遅いです。瞬時に頭の中から引き出せるようにしておきましょう。(だいたいセンター数学が取れていない人はこれができていません。友達と質問し合うなど、練習しましょう)英単語に比べると、数はめちゃくちゃ少ないはずです。そして、これが二次試験の得点upにもつながってくるのです。

2.計算過程を見えるようにしておく

センター数学は、時間が短く、焦りから計算ミスをしやすいです。問題の途中で、詰まってしまった時は、確実にどこかでミスをしています。その時に計算過程が見えていないと最初から解き始めになってしまいます。センター試験の問題用紙って、ほぼ余白がなくて、焦っているのでそこにチャチャっと計算してしまいがちですが、しっかりと広い余白で、丁寧に計算を進めましょう。

3. 過去問演習では、時間内に解き終わらなくても時間をかけて、最後まで解き切る

過去問演習をやっていて、規定の時間が終われば、完答できていなくても丸付けを始めてしまう人がいますが、最後まで解き切りましょう。そこで完答できなければ、その範囲の基礎を復習します。これももちろん二次試験につながる勉強法なのです。

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