見出し画像

アニオタ万歳!

僕はアニメが好きだ。
アニメは僕に感動と想像力をくれる。

”約300”

この数字は僕が小学生くらいの頃から今に至るまでの十数年という年月で見てきたアニメ作品のだいたいの数だ。

少なく感じる人もいるかもしれないが、時間で換算すると
1作品、約30分×約12話分(1クール)=6時間
6時間×300=1800時間

単純計算で考えて、少なくとも1800時間はアニメを見ている事になる。
しかし、これも1クール(12話)だけと考えた時のものなので2クール(24話)の作品やOVA、アニメ映画、同じアニメの見返しなども含めるともっと多くの時間、アニメという文化に慣れ親しんできたと自負している。

これだけ多くの作品を見ていると、感動し心に深く残る作品と巡り会う事がある。
そんな作品に巡り会えた時の喜びは、なんとも言えない充実感と、まるでその物語の世界へ実際に行った
かの様な衝撃を僕に与えてくれる。

アニメはいつも変わらない日常を送る僕にとって無くてはならない刺激的なスパイスであり、想像力を掻き立てる為のガソリンなのだ。

自分が全く想像できない様な物語が数えきれない程アニメとして生まれる。
けれど、それは宇宙人でも異世界人でもない
自分と同じ人間が想像し作っている。
それを想像すると胸の高鳴りが聞こえ、とてもワクワクするのだ。
きっと作品の1つ1つに製作者達の意図があり、苦労がある。
そんな目には映らない部分もアニメを見ながら考え、想像する事が楽しい。
それに、もし見た作品が心に刻まれる程の衝撃的で感動する作品だったら、尚更気になってしまう。
「いったい誰が作ったの?なんでこんな作品が作れたの?」と。

話は少し変わるが僕がアニメにハマったきっかけについてお話しよう。

中学生時代の事だ。
その当時は、ただアニメ好きと言うだけで周りから良くない目で見られる事が多かった。
いわゆるオタクきもい文化だ。
その為、僕は息を潜めひっそりとアニメを見る様にしていた。
その当時の僕は好きなアニメを見る程度で、色々なアニメをがっつり見る事はしていなかった。
だがそれでもアニメ好きの性と言うべきなのか、誰かと一緒に情報を共有したくなってしまうのだ。
語り合う仲間が欲しいと…。

そんな時に現れたのが、前の席のゆうた君だった。
ゆうた君はよく休み時間になると自分で持ってきたであろう小説を机から取り出して読んでいた。
ブックカバーが掛かった本から何を読んでいるのかはよく分からなかったが、時々小説を読んでいるはずのゆうた君からクスクスと、堪え笑いらしきものが聞こえてくるのだ。
たぶんその事は、休み時間に後ろの席をガクガクと揺らしながら消しカスを作り、デカい塊にして遊んでいた僕ぐらいしか気づいていなかっただろう。

ある日、気になった僕はゆうた君に何の小説を読んでいるか聞いてみた。
するとゆうた君は「言いふらすなよ」と言って小説の
ブックカバーを僕にだけ見える様に取って見せてくれた。
するとそこには、予想とは全く違ったかわいい女の子が描かれた表紙の本があった。

「これって小説なの?」

その当時、僕が小説に持っていたイメージは夏目漱石とか太宰治の様な国語の授業に出てくる様なものだった為、単純な疑問をゆうた君にぶつけた。

「ラノベ小説って言うんだぜ、これ」

そう言ってゆうた君はペラペラとページをめくって
見せてくれた。
確かに小説の様に文字しかなく、他の小説と違うのは何ページかに1枚あるアニメ風の挿し絵ぐらいだ。

「ほれ、1巻かしてやるよ」

¨面白かった¨

ライトノベル小説、略してラノベと呼ばれるのその本を読み終えた僕は、持っていた小説のイメージを一変させられた。
一言でこの小説を表すなら【アニメの様な小説】だ。
そしてさらに驚かされたのはライトノベル小説の中にも、本当にアニメ化されている物語がたくさんあったという事だ。

そしてライトノベル小説を読むようになってからアニメ浸けの生活になるまで時間はかからなかった。
ゆうた君からいくつものライトノベルを借りては読んでアニメを見ての繰り返しだ。
読み終わった後、見終わった後はゆうた君と感想を交わすのがお決まりだった。

きっかけは、ゆうた君が読んでいる本に対しての少しの疑問だった。
アニメを見る事はもとから好きだったが、新しい発見とそれを共有できる仲間がいたからこそあの時、アニメにあそこまで熱中出来たのだと思う。
これが僕のアニメにハマったきっかけである。

話を戻すがアニメとは僕に感動と想像力を与えてくれる。

次の展開への期待から生まれる想像。

予想外の展開へ転じた時の感動。

もちろんこれは、小説や漫画でも得られるだろう。
だから僕は小説や漫画も大好きだ。
だけどアニメにしかないものもある。

原作とは違ったアニメでしか見られない想像を越えた迫力のある戦闘シーン。

それができるまでに関わった製作者達の思い。

キャラクター、一人一人に声を当てる声優さん達の思い。

なにより、生きているかの様に動きキャラクター達がしゃべるのはアニメにしかない魅力だろう。

そんなこんなで、話していたらキリがないのでそろそろ〆ようと思う。

アニオタ万歳!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?