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下北沢カレーフェスティバルで下北沢を知り尽くルー!


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今年もこの時期がやってきた。
下北沢で恒例行事になった下北沢カレーフェスティバルである。

回を重ねるごとに規模を大きくし、今年もこのご時世の中での開催ながら、100店舗を超える参加店(124店舗)が名を連ねたようだ。
それだけでも驚きを隠せない。

筆者も、気がつけばもう何年にもわたってこのイベントに足を向けるようになっていた。
下北沢などは、本来はライブやB&B(本屋)でのトークイベントを観に行く以外に用事のない場所なだけに、あまりこの街のことは知らなかった。

しかしながら、何年にも及んで街に通い、その度にカレーマップを片手に起伏の激しく路地が入り乱れた街を行ったり来たりしながら、知らないお店に、時に路地裏に入り小さなお店に潜り込み、時にオシャレすぎて入るのに躊躇うような雰囲気の店にイベントの勢いを利用して入ることにより、下北沢を段々と理解するようになってきた。

いつのまにか、飲食店中心とはいえ下北沢を知るようになってきたのだ。
恐ろしいものである。

いや、何を言っている。これこそ、この手の街イベントの醍醐味ではないか!

そうだ、そうである!
街中にある大勢のお店が参加することにより、参加者が街の隅々まで巡って、今まで巡り会うことのなかったお店と巡り会う。

下北沢は、そもそもファッションの街でもありライブや演劇の街でもある。
飲食店もまた、バラエティに富み、どの店も独自の色を出している。
同じようなお店は少ない。
そのお店の雰囲気を堪能できるのもまた、下北沢のイベントならではである。

ライブも楽しめるカフェ『音倉』

店頭で野菜も売ってるので八百屋と勘違いしそうな『Bon』

裏からも入れるお店も

下北沢という街の雑多な雰囲気。
更には至る所にある独特なお店群。
そして、美味しいカレー。
これらを一度に堪能できるのがカレーフェス。
最高じゃないか!

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さて、せっかくだから筆者が食べたカレーを紹介しよう。
まずは、音倉の『鶏とキノコと揚げ野菜のグリーンカレー』(ハーフサイズ)だ。
マイルドな味の中に、確かな揚げ野菜の食感が感じられる一品。
有機野菜をふんだんに使っているということなので、体に優しくありがたい。
健康志向な方には是非。

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こちら、なんとびっくり! 見た目抜群! まさに、写真映え重視な方にはマストなお店だろう。豊富なフルーツとヨーグルトソースがドライカレーとコンビを組んだ、肉バル Bonさんの『フルーツカレー』。
本来は、馬肉を中心に料理を提供するお店みたいだが、今回のフェス用に用意したカレーには驚かされた。
メインとデザートを一緒に出されたようなものだ。
手間が省けてちょうどいい!
いや、そんなことはないが。
しかし、何も考えられてないようで、よく考えられている。このドライカレー、味は程よく抑えられていて、うまくフルーツを引き立てている。
「カレーフェスとはいえ、カレーが主役だなんて誰が決めたんだ!」と熱く叫んでいるようだ。
正直、フルーツのほうが美味しくいただけた。
メロン、うまし!
これもカレーフェス。

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三つ目は、バビシャーの『カレーとほうれん草チーズナン』(ウローン茶付き)
辛さが選べたが、筆者は普通でお願いした。激辛でも、それほどでもないとのこと。
3店舗目にしては、ズッシリとしたカレーを選択してしまった。
ナンが四つあるのは、1店舗目に選べば問題なかったのだが、正直辛かった。
それだけ厚みがありコッテリとしている。
しかしながら、カレー全体では非常にマイルドな仕上がりであり、ナンももっちりとしていてとても美味しい一品であった。
変化球でなく、しっかりカレーを楽しみたい人にはここはオススメである。


いかがでしたでしょうか。
筆者が堪能したカレーフェス。
もちろん、上記以外にも、とてもとても魅力的なカレーを出すお店が下北沢には溢れています。
なにせ、100を超える参加店舗ですけら。
一回行った程度では、参加したに入らないかもしれませんね。

たとえ今回の機会を逃したとしても、また来年、またはカレーを外しても行きたいお店だらけなので、ぜひ一度下北沢へ赴いてはいかがでしょうか。

 

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(2021/11/17 追記)
以下、最終日に再度訪れたので、そのお店のカレーを紹介

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上記3枚は、ARK BOX さんのカレードリアとタンドリーチキンカレーです。
その見た目のボリュームに圧倒されますね。まさにワンパクな一品。チキンが見た目通りの濃厚な味でグッときます。

このお店は、時折ちょっとした芝居などのショーやボードゲームイベントなどもやっているそうです。
お店の人が家族的な雰囲気で、非常に通いやすいですね。


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こちらは、居酒屋の一品。下北沢ぴあ&ぴあ さんの
『とろとろととろ牛すじカレー』
トトロはいません。
シンプルな見た目ですが、これでいて味は抜群!
その名の通りで、とろとろに煮込んだ牛すじが、味わう人間をとろとろにさせるほどにインパクト。
居酒屋ながら、普段もカレーを出しているとか。
これは頻繁に通いたくなりますね。

以上、追加2店舗のカレーでした。
もう何年もこのイベントに通っていますが、カレーを堪能するだけでなく、本当に街をよく知られるとてもいいイベントです。町のいたるところをめぐり、今まで入ったことのないビルに入り、そこにある素敵な空間を知る。
また、そこの料理だけでなく、そこでやっているイベントスペースなども知ることにより、下北沢という街の多様な楽しみ方までも知ることができます。
このイベントに何度も足を運ぶということは、こうして街を熟知するということでもありますね。
あらゆる人に街を知っていただきたいその地域の住人や自治体の人にとってはうってつけの内容じゃないでしょうか。
この手のイベントがいろいろな地域でみられると、面白いですが。
もちろん、カレーなどの飲食にこだわる必要はなく、それこそその街の特徴を生かしたイベントにするべきですね。

さて、今後はどう広がるのでしょうか。

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