横須賀で読書会をやります

少し前の文化庁の調べですが、これをみる限りではアンケートに答えた半分近くの人が読書習慣が全くないようです。
月に1・2冊読むライト層も含めるとかなりの範囲に及びますね。それだけ、多くの人が本を読んでいない、またはそんなに読んでいない、ということになります。

とはいえ、月に1・2冊読めば充分な気もしますが。
逆に考えて、娯楽溢れ時間の奪い合いが激しい世の中で、アンケートの半分は月に一冊以上本を読む人に該当すると考えると違ってきますよね。
そういう解釈をすれば、読書する人はそれなりにいるということですね。

筆者の周囲で読んだ本を話題にすることは滅多にないのですが、ライト層も含めた隠れ読書家が予想以上にいるとすると、好きな本の話ができる人は思いのほか多いのではないでしょうか?

○横須賀で読書会をします。

読書をしたなら、どこかで感想としてのアウトプットをしたくなるものです。それが特に良質な情報が得られたり、物語に感動できたりした時は。
ということで、読書会を開きたいと考えてます。しかも、筆者の地元『横須賀』で。それで、現在準備中になります。
今回の記事は、横須賀やその近辺にお住まいの読書家への案内となります。

○なぜ読書会を? なぜ横須賀で?

そもそも、なぜ筆者が読書会を開きたいと考えたのか。都内へ行けば、大小含めあらゆる種類の読書会が豊富にあり、更には今ではオンライン読書会なるものも存在し、家に居ながらでも参加することが可能になった時代です。
それでも、なぜ始めるのか? しかも、横須賀などという郊外都市で。リアルに。

理由は、
「横須賀だから」
「人口減少が進むほどの郊外都市だから」
にあります。

つまり、横須賀という郊外都市は、現状でリアルに文化的な活動が非常に目立たない状況にあります。都心に出れば、かなりマニアックなものまで含めてあらゆるエンタメを堪能できますが、郊外都市となるとどこもモールに行って映画みて買い物して、あとはせいぜいカラオケ行って飲みに行ってで終わりとなります。他にはパチンコくらいでしょうか。
市長がエンタメの街を目指してeスポーツチームを呼び込んだり、アーティストたちを呼び込んで芸術村を作ったりなどもありますが、市民が気軽に参加するにはまだまだ興味をひかない、または、ハードルが高く感じるジャンルでしょう。そこを打ち破る姿勢はチラホラと見られますが、すぐに打ちやぶれるほど楽なことではないはず。
現状では、文化的エンタメは不足しています。選択肢があまりに限られています。

だからこそ、個々人で小さなコミュニティでもいいので、少しでも文化的エンタメを復旧させる必要があると感じられたのです。
簡単に書くと、

文化系趣味を持った人間にとって横須賀は日常的に少々つまらないので、自分で面白くしていかないとダメだよね、

ということです。

また、地道な活動を通して地域へ、読書だけでなくアートなどを含めたカルチャーの浸透をはかるのに一役買えたらとも考えております。

読書会コンセプト

○読書会を知る、体験する

では、肝心の読書会をどのようなものにしていきたいと考えているのか。
つまり、コンセプトはなにか?
大きく分けると二つありますが、まずは「読書会を知る」、「読書会を体験してみる」、ということです。

このnoteを読んでいる方で、読書会に参加したことがないという人は意外と多いのではないでしょうか?
筆者も、実はハッキリとした読書会には参加したことがありません。
各自テーマに合わせた本を持ち寄り、参加者同士で交換するブクブク交換会や、世の中に存在しない架空の本のタイトルを提示し、参加者で内容をでっち上げながら想像の感想を即興で述べていく架空読書会には参加したことがありますが、シンプルな読書会には参加したことがありません。
大体の想像はつくものの、それは想像にしかすぎません。実際には、どのように進行し、どのような人がどのような本を持ってくるのか分かりません。課題本を決めるにしても、どのようなジャンルなら人が集まるのかもよくわかりませんが。
細かいところで色々わからないところがあります。

それは筆者だけではないでしょう。読書会に参加されたことのない人は、筆者のように色々とわからずに、もしかしたらそれ故に敬遠してる人もいるのではないでしょうか。

まずは、みんなで気軽に読書会を体験して、読書会がどのようなものかを知ってみましょう。

○ノウハウを共有し、読書会を広げていく

また、読書家が集まるということは、これを機に読書家同士でつながることもできるはず。好きな作家が同じ人と出会えれば盛り上がることは間違いなし。
知らない本や作家を紹介されても、これを機に読んで気に入ればそこから輪も広がるはず。

なんなら、この体験から自分で読書会を企画運営してもいいです。
そのためのノウハウを共有し合うのもいいです。
そのため、自分でも読書会を開いてみたいと考えている方も大歓迎です。

既存の読書会を調べてみると様々な課題やテーマが提示されていますが、必ずしも自分に合ったそれがあるとは限りません。また、あったとしても遠方に出向かなければ参加できないかもしれません。
ならば、自分で好きなテーマや課題を提示し、好きなお店で開いたり好きな雰囲気を演出してみるのが良いのではないでしょうか?
そのためにも、まずはこの機に読書会自体を知ってもらうのがよろしいのではないでしょうか?

○地方や郊外の文化的娯楽と知的好奇心を満たすため

主なコンセプトとしては、先に述べた2つが大体ですが、筆者個人としてはこの文化的娯楽が少ない郊外都市での文化的欲求を満たすことも重要と捉えています。
また、読書会の利点としてよく聞くのが、同じ本を読んでいても人によっては捉え方が違い、それら他者の意見や感想、疑問を聞くことにより新たな発見や知見につながると聞きます。自分1人だけでは気が付かなかった読み方がそこにあるかもしれません。それらを知ることにより、より深い本の世界が広がるはず。それを体験してみたいのです。
それら、知的好奇心を満たしてくれるのが読書会でしょう。
読書家なら体験する価値は絶対にあるはず。


以上な理由により、筆者は読書会を横須賀で開くことを決意しました。
詳細はまだ決まっていませんが、会場やゲストなどは既に調整に入っております。ゲストは、読書会の経験が豊富であり、本まで出されたような方がきていただける予定になります。特に読書会を自分でも開いてみたいという方はいかがでしょうか?
具体的な日時や場所などが決まれば、またこのnoteに記載する予定です。お待ちいただけますでしょうか。
初回、つまり読書会を体験してみようというテーマにふさわしいゲストも調整中ですので、本当にお楽しみいただけると存じます。
ご期待ください。

支援いただけるとより幅広いイベントなどを見聞できます、何卒、宜しくお願い致します。