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CMC_Meetup Vol.16「コミュニティの失敗談~やってはいけない落とし穴~」参加しました


4月14日開催のCMC_Meetup Vol.16「コミュニティの失敗談~やってはいけない落とし穴~」へオンラインから見させていただきました。

2月にユーザ会を自社で開催する予定だったのですが、この状況で延期になり次回の開催に向けて、情報収集中なので良い気づきが得られたので、簡単に思ったことや、聞いた内容まとめてみました。

■登壇者様

・八丁堀会 会長 高橋 龍征さん
・アカウンティングサポート(株)/矢野会計事務所:矢野裕紀さん
・株式会社セールスフォース・ドットコム:坂内 明子さん
・モデレータ パラレルマーケター エバンジェリスト:小島 英揮 氏

■『コミュニティ「4つの死因」〜"死に方"から逆算する、コミュニティの初期設定〜』
多くの死には共通点がある

①がん:場にそぐわない類友
②心停止:主催者の心が折れる
③老衰:マンネリでメンバー減&新規参加なし
④脳死:目的を見失い、惰性で続ける

■そもそも「コミュニティ」とは?
「コミュニティ」と「イベント」って同じもの、違うものどっち?
継続するイベントはコミュニティと言えるのか?
ネットワーキングを伴う継続イベントコミュニティか?
仲の良い人たちの継続的な集まりはコミュニティと言えるのか?

■コミュニティに必要なもの

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プライベートとビジネスでは考え方が若干変わってきます。
■プライベートコミュニティ≠コミュニティマーケティング
プライベートコミュニティ:意義の明確化や非金銭的な報酬設計が難しい
コミュニティマーケティング:ビジネス上のゴールがある

ただし、コミュニティとしての本質は同じ(目的、軸、つながり、Give・互恵)

★がんについて

ここでいう「がん」とは、目的にそぐわない参加者が増えること

ダメなあるあるとは・・・
・どこにでも出没する参加者
・場に貢献しない参加者

結果的には場に貢献する参加者の士気を下げてしまう

なぜこのようなことが起こるかというと。。。
【数を目的とするから】

ユーザーの声を聞くことが目的なら冷やかしが100人来ても無意味
趣旨を理解した真剣なユーザーが1人だけの方が良い

【数を目的としてしまった場合】
この表現を「悪魔に魂を売る」としていました

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適切なターゲットに適切な価値を提示し、自ら手を取らせることが本質

「悪魔に魂を売る」これをしてしまうと・・・

自分の利益しか関心ない人に消費されてしまったり、本来参加してほしい「望ましい参加者」が離れてしまうことが起きてしまいます。
ex.フリーライダー:宣伝、営業、ナンパ、搾取、名刺配り、FB友達増やし、暇つぶし
・目的が明確であれば、コミュニティにおけるGiveベースの長期互恵関係を理解し、価値貢献ができ、良好な関係構築ができていくので、短期的な目線でなく、長期的な目線で参加者を集めるのが大事

目的を改めてしっかりと決める
・来てほしい人とふさわしくない人の見定め
・来てほしい人にふさわしい活動と禁止すべき行為

こういった状況を防ぐための軸とは?

初めたての時期は特に軸に沿わない人は入れないことが大事

目的と軸を明示して、ふさわしい人とふさわしい行為を考える

「数」を追おうとする上司や関係者をどう説得するか

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①目的を言葉に
・知識獲得、課題解決
②人と活動の軸を定める
・誰:教育、企業、エンジニア
・何:情報共有/質問-回答/募集-応募
③行動で示し、判例を重ねる
・営業投稿を削除+理由を表明
・シェア、質問-回答、募集を勧める

場に相応しい人と振る舞いのコンセンサスをつくり上げる

★心停止について

心停止とは、主催者の心が折れる,、動機以上の負荷がかかること

人が集まることで、消耗する可能性が増えていく
注意をしても、起きてしまう事象

自らを支える動機がなければ持ち堪えられない

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・場の趣旨:誰に、何を、どのように伝えるか
それにより、その人の、どんな課題を、どう解決するか

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主催者が注意しないといけないこと
①承認欲求が動機ではないか
②覚悟の無さを人のせいにしていないか


★老衰

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新しい人が定着しない
イベントがマンネリ化して、人が減る

例えばこんな形で衰退していく
①内輪話で盛り上がる
②初参加者のケアを怠る
③場の趣旨と無関係の招待客が多い
④過去に参加していないとわからない話がある

気を付けなければいけないことは
ケアすべき相手はリピーターよりも初参加者
全メンバーに対して公平に対応することが大事

いかに初参加者にケアできるかで、リピーターを増やすことができる
リピーターは、場にふさわしい人を選んで連れてきてくれる

■なぜ大事なのか?
初参加時が、最もリピートへの障壁が高いから
場から価値を得る方法が分かなかったり、主催者や既存参加者との関係ができていないので、受け入れとケアがとても重要

■これらの老衰を防ぐためには

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★脳死について

惰性で続けているうちに。。。
例えば
・いつ行っても同じ面々
・いつ行っても同じ話
・いつ行っても同じことをしている
・運営側にやる気が感じられない

原因は大きく分けて3つ

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予防策は?

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この内容を拝見して特に感銘を受けたのは
ユーザーの声を聞くことが目的なら冷やかしが100人来ても無意味
趣旨を理解した真剣なユーザーが1人だけの方が良い

どうしてもビジネスでの、コミュニティになるので、数を重視するなどは前職のパートナーミーティングなどでもやっていたことだったので、どうしても切り離せなそうな場合には質を重視したうえでの数を重視することというのを考えていければと思いました。

このご時世なので、この状況がいつになったら落ち着くかなどはわからないですが、いざコミュニティをやるときにしっかりと準備できるように、目的などをまとめておこうと感じました。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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