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真夏の信州上田一人歩き③

さて、信州は上田観光一日目のパート3です。一泊二日のはずなのにこのボリューム、めちゃくちゃ楽しんでたな……。それでは続きを思い出しながら綴っていきます。

北国街道

午前中からがっつりお城周辺を堪能したので、地図を見つつ再び移動しました。行く先は北国街道、柳町。

このあたりは、戦国時代から上田城の城下町にあたり、江戸時代に入ると北国街道上田宿と呼ばれて大変な賑わいだったそうです。現在はその名残を残し、また古き良き町並みの面影を残しながら、様々な店舗が軒を連ねてちょっとしたグルメスポットになっているそうな。創業から300年を数える酒造などもあるらしいです。

2020-08-08_72_北国街道案内

私が訪れたときは、残念ながら半分以上のお店が閉じていて静かな雰囲気でしたが、これはこれで趣があるというもの。今回はほぼ通り道として抜けただけなのですが、お祭りの時期なんかもたくさん催しがあるそうなのでいつか来てみたいな……。

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立ち寄りはしなかったのですが目についたのはこちら、暖簾を大きく構えた武田味噌醸造 菱屋 さん。武田味噌醸造に隣接する直売店で、こちらは平成18年にオープンしたそうですが本元の味噌蔵は昭和5年創業といいますからやはり息の長いお店ということに。覗くとお客さんがたくさんいたので、リピーターなんかもいるんでしょうね。

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池波正太郎 真田太平記館

2020-08-08_75_真田太平館

東京にいて、折にふれ、上田の人々の顔をおもい、上田の町をおもうことは、私の幸福なのである。
(池波正太郎『上田の印象』より)

有名なこちらの文言。上田にまで来たんだから、ここに来なきゃいけないでしょうよ! ってことで訪れました。

日本を代表とする作家、池波正太郎先生。
池波先生は、真田一族の歴史に深い関心を持っていた作家で、真田家と真田に関わる人々を題材にした小説を20作以上執筆しています。中でも、戦国の動乱の中、敵味方に分かれながら生き残りをかけて戦った名将真田昌幸、信之、幸村の父子二代にわたる波乱の運命を、忍者たちの活躍と共に描いた大河小説『真田太平記』は、池波真田作品の集大成と言われています。
平成10年設立されたこちらの「池波正太郎 真田太平記館」には、池波先生の書斎の様子や遺愛品、書簡、自筆画などが展示されており、池波ファンはもちろんのこと、『真田太平記』の魅力を余すところなく紹介する書籍の他、挿絵展示、映像が観れるミニシアター、「大坂の陣」のジオラマ(これがまたプロジェクションマッピングと合わせてて臨場感がすごい)などもあって想像以上のエンタメ施設。正直驚きました。

館内は撮影禁止だったので外観の写真しかありませんが、館内入って右手には喫茶店もあり、私が訪れた時間帯は地元の方でしょうか、3~4名の方がのんびりとお喋りしながらカフェタイムに興じていました。そろそろ休憩をしたかったけど、なんだか入っていくのが憚れたので(苦笑)館内をゆっくり堪能した後、もう少し歩くことにしました。

素敵なコーヒーショップを発見

そして、訪れたのがこちら。太平記館からもほど近い、大通り沿いにあるコーヒーショップ「VACILANDO COFFEE」さん。2020年に入ってからオープンしたばかりのお店で、私が訪れた時は開店から数ヶ月の頃。流行病の波に押されて大変なスタートとなったご様子でしたが、マスターはとても気さくで優しい話しぶりの方。上田のことを色々伺ったりして、他に人がいないのを良いことに長々とお喋りに興じてしまってすみません(しかもコーヒー一杯で…)ダッグワーズのケーキをいただいたのですが、これがまた美味しくて! 夢中で食べてしまったせいで写真すらない……なんということ。

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本当に居心地良くて美味しかったのにお金で返せなくて、せめてと思って持ち帰りにもう一杯、コーヒーをテイクアウト。店内ではブラックをいただいたんですが、帰り道はまだ暑かったのでアイスカフェオレ!

マスターはコーヒー専門の方で、豆のことは勿論詳しいし目の前で淹れてくださるコーヒーは一杯ずつ丁寧に計って味見をしてからテーブルへ。プロのこだわりっぷりです。建物の木目、明るくて開放感のある室内の色と相まって、なんて贅沢なブレイクタイムなんだろうと思いました。また上田に行ったら立ち寄りたい場所ですね! ご馳走様でした。

宿泊施設 上田温泉ホテル祥園

今回泊まったのは上田駅からほど近い温泉付きのホテルです。最近はどこかに遠出すると、少しお高くてもいいから大きいお風呂がある場所を選んでしまいます。年齢かな……(笑)たまにはゆっくり足を伸ばしたい! なんて、ついつい思っちゃうんですよねえ。

ホテル外観

2020-08-08_13_ホテル

宿泊したのがこのお部屋。素敵だったので思わず一枚!

2020-08-08_77_ホテルの部屋

なんだか文豪の部屋みたいじゃないです!?(???)窓から差し込むほのかな明るさがちょうどいい……!! 電気が嫌いなのでこれくらいの光の入り方がもう最高で! 窓のすぐ下には壁に面した文台があって、またこれが素敵で……雰囲気がいい……。お布団は最初から敷いてありました。到着したのも遅かったのですぐさま横になりたいくらいでしたがw せっかくの温泉をのんびりいただいてから就寝。大変過ごしやすいホテルでした!

これにて上田めぐり、一日目は終了。市内のお上りさんコースはぐるりと回ったので、二日目はアクティビティに精を出すことにしました。それではまた次回。

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黒田きのと
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