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スキルマトリックス

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取締役の構成を示すスキルマトリックスの開示が日本企業に広まっています。このマガジンでは日本企業の現状と改善点を紹介していきます。
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#COMEMO

2020年スキルマトリックス(2):要求スキルの理由付けに改善の余地

本シリーズの投稿はこちらのマガジンでご覧になれますので、よろしければこちらのフォローもよ…

2020年スキルマトリックス(1):公表企業数は約50社に

昨年に続き、今年も日本経済新聞に私のスキルマトリックス分析の一部を取り上げていただきまし…

2020年3月株主総会開催のスキルマトリックス公表企業

以下の投稿でも述べていますが、スキルマトリックスの公表及びその内容の向上について日本企業…

銀行の取締役に求められる戦略立案能力

前回は素材・化学メーカーのスキルマトリックスについて内容を概観しました。 今回は銀行のス…

素材・化学メーカーの取締役に求められるスキルとは

今回から数回はスキルマトリックスで取締役に求められる素養を業種別に取り上げていきたいと思…

スキルマトリックス開示企業は1年で3倍超に

先週の勉強会でスキルマトリックス開示の現状についてお話し、記事にしていただきました。 ス…

外形だけでない属性による人材の多様化を

明後日には元号が平成から令和へと変わりますが、同日に30% Club Japanが始動します。2016年に公的年金のGPIFが30% Clubにオブザーバーとして加盟したことでも話題となりましたが、日本版の創設に至ったようです。 30% Clubは2010年に英国で創設された役員に占める女性の割合を向上を目的としたキャンペーンです。現在はオーストラリア、ブラジル、カナダ、東アフリカ、アラブ諸国、香港、アイルランド、イタリア、マレーシア、南アフリカ、トルコ、米国でも展開してお

社内昇格取締役も含んだ開示が必要

2017年に主要な日本企業でスキルマトリックスの開示が始まってから、質・量ともに充実してきて…

取締役要件にESGを掲げる企業(5):ノーフォークサザン

スキルマトリックスシリーズ第5回は鉄道会社ノーフォークサザン(Norfolk Southern)です。営…

取締役要件にESGを掲げる企業(4):Freeport McMoRan

スキルマトリックスシリーズ第4回は世界有数の非鉄金属鉱山会社フリーポート・マクモラン(Fre…

取締役要件にESGを掲げる企業(3):Chevron

スキルマトリックスシリーズ第3回はオイルメジャーの一角であるシェブロンです。前2回の電力会…

取締役要件にESGを掲げる企業(2):DTE Energy

スキルマトリックス先進企業第2回はデトロイトを本拠地とするDTE Energyです。前回のAESと同様…

取締役要件にESGを掲げる企業(1): AES Corporation

アメリカでは100社を超える企業が自社の取締役会の正当性をスキルマトリックスを用いて説明し…

「同質集団」からの変身を促すスキルマトリックス

本記事のような企業の状況に業を煮やしたのか、今月施行のコーポレートガバナンス・コード改訂版では「取締役会は、(...)ジェンダーや国際性を含む多様性と適正規模を両立させる形で構成されるべき」との文言が盛り込まれました。以前より規定されていた「知識・経験・能力を全体としてバランス良く備え」の部分を含め、取締役会人選の正当性や網羅性についての企業の説明にはまだまだ工夫の余地があると感じています。 北米では取締役会がその企業に必要な素養・経験を網羅していることを投資家に示すツール