「海苔養殖業発祥の地」
江戸前で始まった海苔養殖
★ジャンル【産業】
★場所 大田区大森北1-1
★最寄駅 JR大森駅
★碑文
特になし
★解説
JR大森駅東口を出た駅前広場内にあります。碑文なし、と書きましたが、これは碑というより大きなモニュメント兼解説パネルになっており、「発祥」「歴史」「大森」「発展」「継承」といったテーマで、大森の海苔養殖についての解説文が書かれています。つまりこれを読めば大体、大森の海苔養殖のことがわかります。
日本人にとっては身近な食べ物である海苔ですが、最近は寿司の世界的な普及で珍しくはなくなったものの、ちょっと前までは「日本人は黒い紙を食べる」と奇異な目で見られていました。そう、海苔は日本人しか食べないのです。中国や韓国での海苔食は、近年に日本から輸出されたものです。
そして海苔は貴重な食べ物でした。今でも岩海苔は食べますが、昔はこのように岩に生えたものを少しづつ集めるしかなかったので、大量に食べられませんでした。
そのような採集から養殖に進んだのがこの大森でした。え?浅草じゃないの?って方いらっしゃいますよね。「浅草海苔」というブランド名は有名ですが、これは全国的に有名な地名であった「浅草」を冠しただけとか、紙の生産をしていた浅草に因んで、紙のような形なので「浅草紙のような海苔」というのが「浅草海苔」になったなど、いろいろな説がありますが、浅草では海苔養殖は行われていません。
そしてこの大森で海苔養殖が始まったのは江戸時代の初め頃、と言われて
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