こんな時間に、との狭間で〜本のひととき〜
「夜更けのおつまみ 」東山彰良・吉川トリコ他
アンソロジー。収録作家のラインナップがすごい。31人の人気作家が「夜更けのおつまみ」をテーマに語り始める。
各5ページほどの長さなので、スルスル読めた。でもページ数を侮ってはいけない。そこには旨味が凝縮されているのだから。
ほとんどが酒を愛するひとたちだけど、中には下戸もいらっしゃる。
それでも「おつまみ愛」は凄まじく、きちんと伝わってくる。
居酒屋の定番から自作のおつまみ、旅先のお土産やらコンビニまで幅広く。
何でもいいのだ。好きならば。
こんな時間に食べるなんて、という罪悪感。
それを上回る、多幸感。
好きなものを食べられる幸せ。読むとこちらも幸せになる。
巻末にはキリンビール公式noteとコラボして開催した、コンテスト大賞受賞作も収められている。
さっそくフォローさせていただきました。
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