高遠菜萌
美術館めぐりの記録
読書感想文です。
言葉のまんま。 ふと浮かんだ思いをリズムにのせてます。
1日1杯は必ずコーヒー。そのひとときの気持ちを。
創作小説(短め)を集めています。お暇なときにご覧ください。
雨が降ったり止んだり。 気温は少し下がったが、湿度が高い。 睡魔が体にまとわりついたまま夕方になった。 気がつけば体を倒している。 ブラックコーヒーもまるで効かない。 いつか乗った遊園地のフリーフォールのスピードで眠りにおちていく。
MINIATURE LIFE展2 田中達也 父の診察に付き添うついで、横浜駅を通るので 髙島屋に寄り道。 平日お昼時にも関わらず混んでいた。 子どもから大人まで列をなしている。 先月も日本橋髙島屋で田中達也展を観てきた。 巡回展かと思いきや、内容は違うものとのこと。 本展も撮影可。皆がスマホを構えるものだから進まない…。 パネルは当然拡大された写真で、そのそばにミニチュア作品のケースが展示されている。 うわー細かい! ギリギリまで近づいて目を凝らしながら作品を鑑賞。ドラ
数日前のことだ。 地元の書店が来月はじめに閉店するというニュースを目にした。 ネットで流れてきた記事だったので半信半疑。 買い物ついでに前を通ると、確かに閉店のお知らせが貼り出されていた。 書店が減少しているのは、ここ数年のことではない。本を気軽にネットで買えるようになった。わざわざ足を運ばなくても自宅に届くし、ポイントだって貰える。欲しい本を好きな時に。 地域の書店が後継者不足で店を閉じ、大手の書店が都市部に集中する。 書店がない街があると聞いた時は心底驚いた。 私が子
しあわせは、そこら辺にあった。
田中達也展 みたてのくみたて (本展は8/28で終了しています) ジブリパーク展におでかけした友達と日本橋で待ち合わせ。 都内在勤なので半休をとっていただいた。どうもありがとう! 友達とは異国の料理を食べることが多い。ふたりとも好奇心旺盛なほうだ。 今回はウズベキスタン料理店へ。 正確な位置も知らない(中央アジアだった)ウズベキスタン。看板にはトルコ料理の表示もある。 私はご覧のミックスプレートを。 ケバブと羊肉の煮込みが半々。そしてライス。何故かカリカリ梅が載っている。
この番組が好きだ。 録画したものが溜まっていた。 今週は派遣仕事も講座もなく、比較的マイペース。お昼ごはんを食べる間や、洗濯物を畳みながら、一挙視聴することにした。 私は貧乏性なので「テレビだけ見る」ことができない。「ながら見」が多い。集中してない証拠とも言えるかも…。 いわゆる定点観測。 ある場所に3日間カメラを設置する。 今日見たのは ・浅草の地下街 ・横浜の家電量販店 ・福島県二本松の老舗ドライブイン 地域もバラバラ。 朝から晩までカメラを回す。同じ場所であるのに時
「花屋さんの言うことには」山本幸久 今年の5月に単行本を読み、文庫版には書き下ろしが収められると聞いて飛びついた。 タイトルから浮かぶように、舞台は花屋。 ヒロイン・紀久子が花屋の仕事を得たのは、ほんの成り行きだった。自分のやりたいこととは特に接点もない、食いつなぐための手段だったのだと思う。はじめは。 花の名前も詳しくないし、正しい扱い方も知らない。私もそんな感じだ。紀久子と一緒にバックヤードに入って、花屋の仕事を知った。 きれいな花に囲まれるだけではない。美しく保つた
納涼会の帰りに自転車で走っていたら、 イルミネーションが目に飛び込んできた。 日中の暑さが和らいで。 次の季節が少しだけ、見え隠れして。 いつもと違う夜の時間。 夜風がTシャツの背中をふくらませる。 過ぎ去る空気が気持ちいい。 愚痴も不安もこのまま振り切って走れ。
先日、天王洲アイルにある寺田倉庫を訪れた。 開催中の「ジブリとジブリパーク展」を見るためだ。「暑い」の言葉も枯渇するくらいの陽気。 アスファルトの照り返しを受けながら、友達と新馬場駅から歩いてみる。 京急本線、新馬場駅。 「しんばんば」と読む。友達はこの界隈で一人暮らしをしていた時期があって、懐かしい道をたどっていこうという話になった。 徒歩20分ほど。 お盆休みで昔ながらの商店街はシャッターを下ろしている。暑すぎて人もまばらだ。 時折流れてくる海風だけが救い。 時間予
正確には「バスクチーズケーキと2種類のおまかせプリン」(ドリンクセット) 炎天下、病院に向かっていた。 片道1時間。2ヶ月ぶりの定期診察。 しかも今日は2科併診だったから、採血・採尿・レントゲンと盛り沢山だ。 お盆休みなのに病院は混んでいた。 診察前に検査をするから余裕を持って自宅を出たのに、スムーズだったのは採血まで。 レントゲン室でまさかの40分待ち。 でも納得。 整形外科は年配者が多い。あちこち痛めているから2〜3箇所の撮影はザラ。 そして脱いだり着たり姿勢を変
「デ・キリコ展」東京都美術館 キリコを見たのは美術検定の過去問題集だった。異型の2人が、ぽかんと開けた場所で抱擁している。誰だろう、どこだろう、何なんだろう。 そんな疑問が渦巻いた。 美術館ノートを遡ったら、2005年に大丸ミュージアム・東京で「巨匠デ・キリコ展」を観ていた。 うちにあるポストカードは多分そのときに買い求めたものだ。 『日本では10年ぶりの大回顧展です』 本展のチラシにはそう書いてある。 2014年にキリコを観た記録は残っていないから、私にとっては19
ずっと気になっていた浴室の本気掃除(カビ取り→燻煙剤)を決行。夏場の水回り掃除は乾きが早いし寒くないのがいい。 カビ取り後に流して、ついでに自分もシャワー浴びた。ああスッキリさっぱり✨ 晩酌はこちら。 夏はスパイスが欲しくなる。無糖なのも嬉しい。 料理を邪魔せず飲みやすい。
「〈あの絵〉のまえで」 原田マハ 旅先で訪れようと思った美術館があった。 そこで浮かんだのが本書。実在する美術館と、そこに収蔵されている絵画が登場する短編集だ。 旅の前に再読。 国内を縦断するようなラインナップ。 中には私の知っている美術館もある。 5つの物語。 登場人物は人生の岐路に立っている。迷ったりあがいたり、揺れている状態だ。 そんな折に浮かぶのが1枚の絵。手帳のモチーフや、カレンダーのデザインのこともある。 アートに精通する著者のこと、実際にその絵を見ていなく
「てあて まもり のこす」神奈川県立近代美術館鎌倉別館 ※本展覧会は7/28で終了しました※ うだるような暑さを避けるべく、朝早くに出発した。土日の鎌倉は確実に混む。それならば、混む前に。 神奈川県立近代美術館鎌倉別館は鶴岡八幡宮のさらに奥。裏手になるだろうか。 開館は午前9時半。その前にお参りもしたい。 人影の少ない、打ち水された小町通りをアイスコーヒー片手に歩き、八幡さまの鳥居をくぐった。 あれ。 目の前に広がる緑、ちらほらと白い花が映り込む。これはもしや、蓮の花?
知りたいことが見つかるといい。
夜の外出は至って少ない。 たまに仲良しの友達と飲んだするけど、 平日は大抵夕方には帰宅する。夕飯の支度があるし。 夫はだいたい決まった時間に帰ってくるので、逆算して夜家事にとりかかる。 派遣仕事の日や、疲れてテンション低めの日は気合を入れなきや動けない。 今夜はこんな時間に外でミルクコーヒーを飲んでいる。ひとりのんびり。 夕方から会議があって出かけていた。 開始時刻は伝えてある。もっとかかると思ったら思いのほか早く終わった。 夕飯は隣の夫実家にお願いしたので(唐揚げ山盛