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接続語問題の復習をしよう

接続語が空欄になっている選択問題。

この問題は読解問題の中でももっとも基本です。

どういう意味で「基本」かというと、
「本文の流れを理解しているか」
を量っているという意味で、です。

もちろん文章の種類や、切り抜き方次第で、難しさは変わってきます。

ただ、標準的な問題を想定した上で言えば、ここができないということは、「そもそも本文の流れをつかんでいない=ちゃんとは読めていない」可能性が高いです。

まずはこのタイプの問題を取れるようになりたいところです。

そのためにやっていきたいこととしては、

まず、前提として、

ご本人の現在に見合わない難度の文章であれば、とばす。

復習の教材はご本人の力に合わせたものであるべきです。あまりに難しすぎて太刀打ちできないものであれば、無理に深追いせず他の文章に力を入れ他方が良いでしょう。

次に、

【1】最初の復習で、自分の頭で考え、理解をめざす

・あまりわかっていないようならば、接続語を入れて、前後を(親の前でだと効果的)音読してみる。
→音読のリズムで日本語のリズムを体感しながら読むことで、著者の頭の中の流れを追体験します。音読は、理解が難しい時に有効だと思います。

・今回の問題でわかったことをノートに書き込む
→例えば「つまり」はどういう関係でつながっているか、など、自分でわかったことを言語化します。「つまり」なんて何度も出てくると思うので、同じことを書くこともあると思いますが、「同じミスをまたしてしまった!」と、過去の演習と現在の演習が線でつながることに意義があります。

・なぜその選択肢が入るのか、前後の関係を説明させてみる
→これができればベストです。選択肢の迷い、疑問点があれば、この時点で解消してしまいたい。わからなければ先生に質問しましょう。


【2】後日、定着を確認する

・一つ一つの問題を無駄にしない。答えられるようになって終了することを徹底する。
→すぐではなく、後日、解いてみて、ちゃんと正解できるかどうかを確認すると良いです。

・正解の接続語はどういうはたらきをするか、説明させる
→何度もやってて分かってる、と思うかもしれませんが、言葉にすることで改めて発見できることもあると思います。

・その本文の前後はどういう流れか説明させる
→ここまでちゃんとできればベストです。

間違えた問題が完璧になったからと言って、次に問題ができるようになるわけではありません。ただ凡事徹底、丁寧な復習を繰り返すことで、しばらくすれば、必ず同レベルの問題は間違えなくなってきます。

いくらやってもできない、、というときは、復習の仕方を見直すことが一番です。

今後、少し工夫を取り入れる

しばらく、日々の読解問題で、重要な(全部だとうるさくなるのでやめましょう)接続語にマルなど印をつけるようにしてみるのも、接続語を意識化する上で有効かもしれません。

たとえばこんなふうに(また丸投げ)。
https://ameblo.jp/ateliermilne/entry-12192049204.html

ある程度慣れてしまえば印をつけるのはやめてよいし、つけるとしても本当に重要なところだけで良いと思います。

ご参考にしてください!

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