大阪都構想に思う事

私は府民でもなければ政治に関心の深いアカウントでもないので、あくまで一般論、一意見として。


大阪都構想の住民投票は反対多数で否決されました。とはいえほぼ拮抗。前回と似たような結果となりました。

党派については前回以上に入り乱れ、何が何やら、傍から見ていると意味不明で混沌な内容でした。

都構想。

五年前にも同じように問いかけ、府民により否決されました。

同じ内容で勝負、というのがまず不思議な点ではありますが、それ以上に不思議な事があります。

大阪府民の皆さんって、大阪都構想によって何が変わるか理解してるのかしら?

ちなみに私はさっぱり分かりません。

『無駄がなくなってスムーズになって、快適な生活を得られます!』

確かに大阪って、友人などに色々話聞いていると無駄というよりガチガチに凝り固まっているところがあってスムーズでないイメージ。

それが解消されるのであれば、都構想は進めるべきだと思います。

とはいえメリットばかりあるのが政策ではありますまい。デメリットはどんなことか。ここが全く話に出なかった。

いや、出たんだけども、例えば今問題になっている毎日新聞さんの記事。デマと言われているあれですね。

あれはあれで、デメリットばかりを強調していて、実態が分かりにくいなぁと感じました。

お互いにメリットデメリットきっちり話し合って提示して、それを府民に「どうですか!」って聞くのが正解だったのでは?と勝手に思います。

それを、片っ方は「メリットしかありません!」、片っ方は「デメリットしかありません!」では、府民は混乱するばかりです。

もし都構想が動き出した場合に具体的にどんな変化が起こるのか。この点詳らかに説明できる方ってどれくらいいるのかしら?いや、府民全員ができないと本当はおかしい。

個人的には、維新の会議員の皆様ですら、全員が同じこと言えないのではと疑っています。

いずれにせよ、五年間も時間があったのにも関わらず同様の結果であった点、説明が不足していたのではないでしょうか。

また、府知事と市長が両方とも維新の会議員になって久しいですが、その間の実績については、私にはよく分かりません。何が良くなって何が悪くなったか。

少なくとも今回のコロナの対応だけ見ていると、私個人としては赤点でした。イソジンの件、雨合羽の件(消防法に触れていましたね)、結果的に感染者数は増えていたり、その割にTV出演だけは欠かさずやっていたり。ちぐはぐな印象です。

まあ、大阪というのは超でかい都市で、第三者が言うほど簡単には変えられないのでしょうが、そうと分かっていればそれなりに道筋つけて実績を積んでいくしかないのではとも思います。

一度全部ぶっ壊しましょう!なんて景気の良い事言ってひどい目にあった経験が日本人にはあるわけですから、どうか冷静に。

都構想、もう二度と俎上には上がらないとは思いますが、こうした投票では、どうかメリットとデメリットを併記してもらいたいものです。ある程度信頼できる試算と、データが欲しい…

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