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ときには"今"から、目をそらしてみる

こんなことを聞いたことがあります。


もしも、自ら命を絶とうとしている人がいたら、「また明日」という言葉を会話の中に入れると効果的。


そんな言葉一つで、誰かの命を救うことができるのだろうか。

私はそういった場に立ち会ったことはないので、わかりません。

でも、この言葉を聞くと、自然と視線が上がっていく感覚を感じます。


なにかに苦しんで辛いとき、私たちは今をじっと見つめている気がします。

だから先が見えないし、真っ暗だから不安になる。

足下をじっと見つめている感覚に近いのかもしれません。

これが癖になると、筋肉は凝り固まって、どんどん背中は丸まり、いずれ前へ進むために足下だけを頼りに進むしかなくなってしまう。

でも、足下を見ていても、欲しいものは掴めないし、危機を回避することも出来ない。


だから、また明日って言ってみる。

今日生き抜くことが前提で、消えてなくならないことが前提で、

もしかするとこの言葉は、未来を見つめて、前に進むための言葉。
なのかもしれません。


ときには、“今”から目をそらす。

明日を迎えるために。


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