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【雑記_10】大事な文章こそアナログでしたためたい


執筆することを古来の日本人は「筆を執る」と表現したが、デジタル化が進む現代において「筆を執る」に変わる表現ってなんだろうか。

単純に筆=キーボード、執る=開く に変えるだけでは「キーボードを開く」と何ら変哲のない、ましてや趣の全くない文章が出来上がってしまう。これはもう一捻り欲しいところだな、と個人的に思う。


なにしろアナログな文章と比較すると、どうもデジタルはそのお手軽さが文章に滲み出ていてよくないよなあ。

間違えたらすぐ消せるから下書きなんてしないし、文の構成もなんとなく打ちながら考えてしまう。
一文にかける時間や思いが少ないからこそ、一見軽薄な文章に見えてしまうことがほとんどではないだろうか。

その点、アナログな文章が私は好きだ。
綺麗に導入して、本題を簡潔に話し、美しく結ぶ。

いまの時期だと時候の挨拶として「風花」「春時雨」なんて字面から洗練された言葉が使われる。四季があるからこそ生まれた沢山の季語。なんて素晴らしい、これだから日本語好きはやめられない。

と、少しばかり文学部らしいことを言ってみた。

前段が長くなってしまったが何がいいたかったというと「お久しぶりっス!8ヶ月ぶりにnoteを更新してみました」ということだ。
あれだけアナログ表現を褒めていたにもかかわらず、スマートフォンなる現代の神器を使って夜中にキーボードを開いて黙々と打ち込んでいる。
ワァ、お母さん、デジタルって沢山の文章が一度に打てて便利だね!


久々に筆を執ったのは先日の飲み会にて「やっぱりアウトプットが大事」と先輩に教えを頂いたからである。

アウトプット、アウトプットねえ……。
普段ろくにインプットしてないから、アウトするものもないなあ……

飲み会の帰り道。ほどよく回らない頭で書きたいことを探したのだが、
やはりこれといって浮かばない。(無論酔ってたからかもしれない)


なので、とりあえず新年1発目の日記ということもあり
2024年の抱負と目標発表の場とさせていただく。

そしてせっかくだから綺麗に導入し、本題を簡潔に話し、美しく結んでみよう。


拝啓

凛とした冬の空気に、風花が美しく舞う頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
気がつけば睦月が終わり、立春を迎える準備をはじめるはずが、
年明けは大変ばたばたと忙しなく、抱負をお伝えすることもすっかり失念しておりました。

今年は「やりたいと思ったことをすぐ実行すること」を抱負に過ごしていこうと思っています。

思い立った理由はいくつかあるのですが、長くなってしまうので省略しますね。お会いした機会にでもお話しさせてください。

ちなみに目標は下記3点です。

☑︎たくさんの本を読む
☑︎定期的に運動する
☑︎いろんな温泉にいく


いよいよ自分も28になる年となりました。
自分が理想していた28歳とは大変程遠いのですが、少しでもあの頃思い描いた理想に近づけるよう成長したいと思っております。


この文章を読んでくださった方が、少しでも気持ちの良い2024年を過ごせるよう願っております。

手紙風に書いてみるのも難しいものですね。
もっと正しく言葉を扱えるように頑張りたいものです。

北海道の冬はまだまだ続きそうですが、
どうかみなさま風邪など召されませんようご自愛くださいませ。


かしこ。

m.


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