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より高く

写真は、福島県双葉郡浪江町の
請戸小学校。
震災遺構として見学することが
できます。

あの日、2011年3月11日は
都内のビル9階におりました。
揺れが収まった後で同じフロアの
飲食店から出火したと館内放送が
流れました。
飲食店は階段近くにあり、
身の危険を感じました。

なんとかビルの外に避難すること
ができ、何時間もかけて徒歩で
帰宅しTVで東日本の状況を
知りました。
スマホで映像をみることができる
環境ではありませんでした。


請戸小学校は海岸から300メートルのところにあります。
当時、学校にいた子どもたち
全員が無事に避難できたそうです。

本来の避難ルートはクルマの
渋滞だったので変更して田んぼの
あぜ道で避難したこと、
迎えに来た親に引き渡しをせず
避難先で引き渡すと宣言して
その時間を節約したこと、
避難先の太平山への獣道の入り口を
スポーツ少年が知っていて最短で
登れたことなど
で助かったそうです。

津波から逃げるときは
遠くだけでなく、
高くを選択することも
大事と地元の方からお聞き
しました。

6メートルの高さの違いが境目の
場合もあるようです。

訪問したときの海はおだやか
でした。

勤務先や自宅ではなく、旅先など
持ち物が少ないときに災害に遭う
可能性もあります。

何が大事で、何を捨てるか、
考えさせられます。

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