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【J2第4節 vs相模原 レビュー】より課題なのはどっち?

DAZN観戦してる時に台風みたいな天気だなと思いました(小並感)

試合概要

■試合情報:J2リーグ 第4節 SC相模原vs大宮アルディージャ @相模原ギオンスタジアム
■試合日時:2021.3.21.Sun 16:00 K.O.
■試合結果:相模原 2-1(0-1/2-0) 大宮
■得点者:
25分:矢島輝一(大宮)
88分:平松宗(相模原)
90+3分:藤本淳吾(相模原)
■選手交代:
〔大宮〕
74分:OUT 翁長聖→IN 馬渡和彰
78分:OUT 石川俊輝→IN 松本大弥
〔相模原〕
HT:OUT 芝本蓮→IN 川上竜
58分:OUT 稲本潤一→IN 梅鉢貴秀
64分:OUT 星広太→IN 和田昌士
84分:OUT ホムロ→IN 藤本淳吾
■両チームのスタメン:

前半の大宮

大宮が多くの時間ボールを握る展開。5-3-2のブロックを敷く相模原に対して大宮はSBを高い位置に上げ、SHを中央に置いて攻撃を展開。相模原の前からのプレスは激しくなかったので、大宮は基本的に2CBでボールを回し、時折CHとSBがサポートに入る形を採用。

攻撃の形としては、普段から使用しているロングボールで相手DFの裏やサイドを使うパターンも見られはしたが、相模原が中央の守りをかなり固めていたこともあり、中央に人数をかけて崩す形が前2試合よりもよく見られた。

パターンとしては、上図のように一度SBで釣ってからSHがハーフスペースを使う形や、CHとSHが相手の3枚の中盤に対する位置のズレを利用したものがあげられる。

前半の相模原

自陣が風下であったこともあり、基本的には無失点を狙いとしていたのであろう。5-3-2の徹底的なブロックを敷き、相模原側におけるディフェンシブサードまではボール奪取を狙うこともほぼなかった。WBは大宮のSBをケア。中盤の3枚は大宮の流動的なCH・SHをゾーン気味にケアしていた。

攻撃はそもそも試行回数が少なかったが、かなりローリスクな形を採用。身長やフィジカルに特徴のある選手を起用していることもあり、シンプルにロングボールを使って前進。
しかし、天候の影響もありなかなか有効な攻撃を繰り出すことはできていなかった。他にも中盤でボールを奪ってショートカウンターに繋げたシーンも見られたが、これは単発的なものであり、チーム全体としての大きな狙いとはまた別のものであったように思われる。

後半の大宮

後半も基本的なことは前半と変わらず。しかし後半は風下に立ったこともあり、前半程ロングボールを使った攻撃を効果的に行うことは難しくなっていた。代わりに中盤やSBのところでボールを奪ってから速い攻撃を繰り出していく回数が増えたように思われる。
守備では前2試合ほどボールを奪いに行く姿勢は見せず。相模原の攻撃はロングボール主体であったので、CFは中盤へのパスコースを切りつつ相手DFを制限していく形をとっていた。

後半の相模原

布陣を4-4-2に変更。しかし、攻撃時はCHの川上が1列下がり、3-5-2の形をとっていた。

この時相模原のSBは高い位置をとって大宮のSHやSBを釣るような動きで自軍が使うハーフスペースを空け、そこを内側に絞っていたSHに使わせることを狙いとしていたように思われる。
恐らく、後半の和田・藤本の投入はそこでのよりゴールに向いた仕事を期待してのことであろう。
相模原の2点目はその狙いがよく表れた形であろう。CFのユーリがサイドに引き出して、SHの藤本がハーフスペースを使ってフィニッシュまで持って行く―――まさに狙った通りの形だったのではないか。

さいごに

明らかに守備に課題が見られた。特にSH・SBがサイドに引っ張られたときのカバーリングの強度は足りていないように思われる。しかし全く守備に改善が見られないわけではなくて、例えば甲府戦と比べるとCFからの制限はだいぶ良くなったように思われる。
また守備だけではなく岩瀬大宮のコンセプトとしてはあれだけシュートを放っておきながら得点が1だったことの方が問題なのかもしれない。こちらのシュート本数が15だったのに対して、相手は8本だった。ちなみに同スタッツを記録した(枠内シュートはまた別)水戸戦では勝利している。

P.S.負け試合でやる気がでなかったので淡泊にやりました。

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