隙きあらば世界を滅ぼそうとする自分の中のラスボスを飼いならす
どうもネガティブなニュースが多い。理不尽で、醜く、耐え難い怒りをおぼえ、何よりも悲しくなる。
そういった気持ちが高まってしまうと、わたしの中のラスボスが姿をあらわす。それは破壊衝動というか、諦め、投げやりな気持ちに似ている。全部ぶっ壊す!
世界を滅ぼそうとしがちなラスボス
「地球を自然のゆりかごの中に戻し、人間は宇宙(そら)で自立しなければ、地球は水の惑星では無くなるのだ」
などと、クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)は演説したけれども、結局は人口増加による地球環境の破壊に怒り、惑星を落として地球に住む人を粛清しようとする。
MARVEL作品では、サノスが全宇宙の人口を半分にする、というなんともアバウトなやり方でバランスを取ろうとする。
ドラクエシリーズでは、ハーゴン、ゾーマ、シドー、デスタムーアなどのボスキャラが(それぞれの事情は違うけれど)世界を滅ぼそうとして、主人公たちの前に立ちはだかる。
(カプレーゼ風 豆腐サラダ)
全部ぶっ壊して、最初からやり直したい。そういったラスボスみたいな気持ちが、大きくなってしまうことがある。
わたしはダイクン家の出身ではないし、闇の力も持っていない。それ以上に、そこそこの倫理感を持ち合わせているので、破壊的な行動をすることはないのだけれども。
しかし、この大きくなってしまったラスボスのような気持ち、なんとか飼いならしてやらなくてはならない。
千切りしているときは、ネガティブな気持ちを忘れる
料理はいいよ。集中しないといけないから、ネガティブな事柄を考えなくなる。わたしの好きな工程は野菜の「千切り」。最近はキュウリなどを千切りにして、春雨と和えたサラダにしたり、酢の物にしたりしています。
(キュウリとハムのユッケ風おつまみ)
料理の過程そのものは、とてもクリエイティブだと思うし、美味しく作れたときの喜びは、小さいながらも自己肯定感を高めてくれる。ビールもいつもよりおいしい。
(わさびの葉のおひたし)
自分のつくったひと皿で、程よくお酒を飲んだり、映画を観たりして時間を過ごしていると、まぁいっかって気持ちになって、わたしの中のラスボスはしばらく姿を消す。
最近お気に入りの方法です。この方法は、料理を失敗した場合のリスクがけっこう大きいので、気をつけたい。経験値を積んで、料理のレベルをアップさせていかなくてはなりません。世界平和のために。
以上、ストレス解消に料理をしているよ、という話でした。
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