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自分ごとにある家族や仲間の存在について

普段は毎週月曜日に更新しているnoteですが、今日は臨時投稿ということで、極めてパーソナルな話を綴ります。

2020年7月1日。49歳の誕生日を迎えました。
SNSを通じて多くの方からお祝いのメッセージをいただき、この場を借りて改めて感謝申し上げます。

■家族や仲間は誰にでもいる(ある)

Facebookでも投稿したのですが、私の人生における最大の価値基準は「家族や仲間」です。
ただ、この「家族や仲間」という言葉には、私なりに特別な解釈があります。それは、必ずしも「ヒト」である必要もなければ、「生き物」である必要もない、ということです。

世の中には様々な家族の形がありますし、仲間と言っても色々です。現在は一人暮らしであっても、遠く離れて過ごす家族がいる人もあれば、一緒に住んでいても顔を合わせるのも嫌だという家族がいる人もあるでしょう。とても仲良くつるんでいた仲間が、ある時を境に音信が途絶えたり、鬱陶しい存在になることもあるでしょう。

そしてここでいう「家族や仲間」は文字通りの存在の「ヒト」を指します。

でも実際には、ペットを家族のように想う人もいれば、植物に囲まれることで幸せな気持ちになれる人もいるでしょう。絵画や自然だってそうですよね。自然に囲まれることで心地よい自分の時間が過ごせる人もいらっしゃいます。
ようするに、私がいう「家族や仲間」というのは、自分をホッとさせてくれるもの、幸せな気持ちにさせてくれるものの象徴なのです。

そう考えると、一人で生活をされている方でも「自分にとっての」家族や仲間を作ることはできると考えるのです。ちょっと変わっているかもしれませんね。でも、そういう感じなのです。当然、文字通り「ヒト」としての家族や仲間という人もいらっしゃるでしょう。

■人生はバランス

もちろん、生きていると、良いことばかりじゃありません。家族や仲間とだって喧嘩することはあるでしょうし、時には別れが訪れることもあるでしょう。興味が薄れたり、心変わりをすることもあります。人や人の心は常に変わりますから、当然にありえることです。
自分が変わることもあれば、相手が変わることもあります。そして、そんなときはただ受け入れるだけだと思うのです。

そう考えると、人生ってバランスなんだな、と思えてきます。
何かを手放すことになると、それを埋める何かがまたやってくる。すぐに埋まるときもあるし、何年も埋まらない時もあるだろうけど。
前を向いて生きてさえいれば、自ずと道が見えてくるのでしょう。

お金の話も一緒かもしれません。
支出より収入が多い時期もあるでしょうし、その逆の時期も当然出てきます。それを当たり前のものとして受け入れ、ただ、そういう場合にどう対処するのかを知っておくことで、心の乱れを押さえることができるのでしょう。

■真実を見抜くために大切なリテラシー

誕生日にはいつも、尾崎豊さんの歌詞に想いを馳せます。
高校生から大学生にかけて、バンド活動をしていた私は、ジャンルを問わず色々な音楽を聴きましたが、当時一番よく聞いたアーティストと問われれば、やはり尾崎豊さんだったと思います。その中で、今年頭をよぎったのは「ドーナツ・ショップ」という曲のセリフ部分の最後の言葉。

「さあ もう目を開けて、取り囲むすべての物事の中で、真実をつかむんだ」

今の生活を守るため、目を閉じてやり過ごさなくてはならないこともあるでしょう。
ただ、前に進むためには目を開けなくてはいけません。しかも、目を開けた時に見える景色がすべて真実とは限りません。
その時に聞こえるこのセリフは、自分の背中をそっと押してくれるように思うのです。

今回のコロナ禍の中でも、真実かどうかわからない情報が数多く世の中に出回りました。お金周りの世界では、金融トラブルや詐欺だけでなく、数多くの「自分にとって望ましくないもの」が存在します。

その中で、真実を見抜く目を持つための知識と情報を持つこと。
自分一人では難しい時は、信頼できる情報発信源や相談相手を見つけておくこと。
これが、今の時代に大切なリテラシーなのかもしれません。

世の中はまだまだコロナ禍が続く中、2020年も後半に入りました。
何十年かあと、人生を振り返る機会に恵まれたなら、2020年の上半期は、多くの人が印象深い半年間として思い出すのではないでしょうか。

少しずつ日常を取り戻してきた場面もありますが、もう二度と元には戻らない場面もあると思います。
でもやっぱり、前を向くしかないですものね。
自分にとっての家族や仲間とともに、前に進みましょう!


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