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誠に勝手ながらという話

大学時代少し流行った言葉ががある。

誠に勝手ながらだ。

ことの発端は、友人の一人の地元に閉店セールを何年もやってるお店があるという話から始まった。

その友人が、最近地元に帰るった際に気になって立ち寄るとそのお店がついに閉店するという話でその場はそれで話が終わった。

ちなみに何故ついに閉店することが分かったかというと、いつもは閉店セールというのぼりだけ出ているのに、こんな張り紙があったかららしい。

誠に勝手ながら○月○日で当店は閉店いたします、長い間ご愛顧いただきありがとうございました。と

だが、そこから時間がたち友人が地元に帰るとまだそのお店がやっていたというのだ。

そんなことがあり得るのか、まず私達は思った。

誠に勝手ながら閉店を取りやめ、店を続けると言うことなのか。

なんて都合よく誠に勝手ながらを使ってるんだって考えると、それが面白くなっちゃって。

そこから一時期流行っていった。

実際に一度も行ったことなければ外観も知らないのにあんなに盛り上がれるなんて豊かな時間だったと学生時代に思いを馳せながら過ごす休日。

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