ぼくの婚活の話⑧
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前回は恋愛工学的な要素を取り入れました。
それからのアポ
マッチング率が改善して、ある程度コンスタントにアポを入れて行けるようになると、初回であんまり良くないなと思った相手とは恋愛工学的な技術を使わず無難に話すだけで次回のアポが自然と無くなるので、気持ちは楽になりました。
あと、次に繋げる必要の無い人からは割り勘にしていたので、お財布の負担も軽くなりました。
また、複数人をキープして仮交際みたいな状態で続けることで、心理的な負担軽減だけでなく打率もあがっていたように思いました。
恋愛工学の罠
しかし、そうやって毎週の様に新しい人と出会って口説いて行っても、結局のところ結婚したいと思える様な人と出会えず、テクニックをつかえば抱けはするのものの、やっぱり時間とお金の浪費に過ぎないのでは無いかとの気持ちが出てきたのです。
ある既セク女性とは、3回目のデートでドライブデートに行った際に一度も自分のサイフを出す素振りを見せかなったので「この女性と長期的関係を結んでも、やはり我慢ばかりさせられそうだ。」と思って、関係を終了させました。
また別の既セク女性と箱根にドライブデートへ行った時は、山のホテルのカフェ等ちょっと良いところに連れて行ったりして、とても楽しんで貰えたのですが、後にラインで「貴方との生活についていけそうもない」と言われてフラレました。
そう、恋愛工学で女性を口説けて抱ける様になっても、恋愛工学に適応的な女性がピックアップされてはきますが、結婚相手として適切かどうかはまたべつの問題だったわけです。
ある程度モテる女性が「いい男がいない!」と悩む構造に似ていますが、恋愛工学によってある程度選べる立場になったからこその悩みでしょう。
また、恋愛工学は女性のニーズにあわせるので、自分のキャラクターや自然な感情とは解離があります。要するに女性の前では女性にとって都合のいい人物像を演じ続ける訳ですから、エネルギーを使います。
つまり、めちゃくちゃ疲れます。
ようやく彼女が出来る(3)
そんな感じで消耗をしつつもアポを組み続けていたある日のこと。
マッチングアプリで出会ったその子は10歳年下の25歳。舞台役者をしていて、テレビやナレーションで、雑誌のモデルとしても活動をしていました。
恵比寿で落ち合って、お酒を飲みながら恋愛工学の技術を用いて口説き、ホテルの前まで連れて行ったところで「やっぱり初日にいきなりはイヤ」と断られてしまいました。
これを専門用語で”グダ”といいます。
上手い人ならここからグダ崩しをして、連れ込んだりするものでしょうが、疲れもあってそこまではしませんでした。
大抵の場合ここでもう関係は終わりになるのですが、その子とはなぜか次のデートに繋がりました。
次のデートでは少し遠出をすることになっていたので、待ちあわせ場所まで車で行ったのですが、渋滞で少し遅れたのにもかかわらず、なんと運転してくれるからと缶コーヒーを態々買ってくれているではありませんか。
そんなふうに気を使ってくれる子は初めてだったので、とても驚きましたが嬉しかったのを覚えてます。そのデートはとても楽しくて、次の旅行にも一緒に行くことまで約束することが出来ました。
こうしてあまり恋愛工学や技術に頼ることなく、女の子とのお付き合いを始めることができたのでした。
やっぱり結婚は出来ない
そんなこんなで付き合い始め、北海道や沖縄、金沢とGOTOトラベルなんかを使いながら旅行したり、映画とかの趣味もそこそこあったし、お互いに思いやりながらも自然体でいられたので一緒にいるのがとても楽でした。
しかしながら付き合い始めて一年ぐらいたった頃、自分の年齢も年齢なので、そろそろ結婚(再婚)をと考えていました。
彼女と中野の飲み屋で飲みながら話していた時に、それとなく結婚の話をしてみたのですが、はやり彼女としてはまだまだ若いし芸能活動が少しづつ上向きで様々な撮影を控えている中で、結婚を考えられる状況になく「やっぱり結婚はできません。」と言われてしまいました。
そして、結婚する気もないのにずっと付き合っているのは悪いから別れたい、そう言われてしまったら仕方ありません。お互いの状況を鑑みて別れることになったのでした。
こうして再び婚活地獄に堕ちていったのでした。
(まぁ今でも仲はいいんだけどね・・・)
ぼくの婚活の話
再び婚活地獄に叩き込まれましたが、以前ほど悲壮感はありません。
それはやっぱり、一通りミソジニー的思考が身について女性に対しての執着が薄れた事と、女性とマッチングしてホテルに連れ込むまではある程度予測できるようになったというのが大きいと思います。
マッチングアプリとか婚活イベントでどのぐらいのコストと手間をかければどのぐらいマッチングして、そこからスクリーニングして、アポに繋げて、いい人なら恋愛工学的なテクニックで誘って、そうでないなら無難にスルーする。この一連の流れが、自分の中で大体解ってきたというのはとても大きな武器になったと感じています。
そして、そうやって活動をする中で『恋愛工学に用いずとも関係性を継続してくれる女性』というのが、多少なりともいるというのが解りました。
これからの目標としては、自然体で過ごせる、自分にとって本当に魅力的な女性を見つけて、結婚(再婚)までもっていきたいと思います。
さて、ぼくの婚活の話はここでいったん一区切り、一連のnoteとしては最終回といたします。
最後までご購読ありがとうございました。
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