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木漏れ日の懸垂 桜蘂の鞭

「斜め懸垂」なんですけど、近所の小さい公園でやっています。低い鉄棒しかないので…。

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普通の垂直にぶら下がる「懸垂」というのは上半身のほぼすべてに効く、素晴らしい筋トレです。脇腹も筋肉痛になったりして、これは態勢を保つ体幹にも効果が有るんだなというのが実感出来ます。体重53Kg台で、懸垂をやり始めて10回以上出来るようになった時に、「なんかやってんの?」と男性2人に、「背中がすごいですね。」と女性1人に、言われたことがありました。(着衣状態でしたけどね。笑)…、なのですが、57Kgになろうとしている現状では、頑張って3回。足掻いて4回。これではいかんと、斜め懸垂やら、ミニ滑り台の柵につかまってで膝上げ腹筋をするようになりました。足上げ腹筋でないのが悲しいですが…(笑)といっても週2、3回です。

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 体重増加は前立腺摘出のダビンチロボット手術の後、腹回りに脂肪が増え始めていることなど、色々な要因が考えられます。腹の6か所に穴をあけて管を入れ、一番大きなヘソの上は6センチ位切ったのか、そこから前立腺を取り出すらしい。全身麻酔で、手術風景が見れなかったのが残念。
痩せようとして2週間と決めて1食置き換えダイエットをしましたが、1Kg程度しか効果がなく、自分で驚いた。このダイエットはヴァータピッタ体質には向かないらしい。これはやはり、走るより良い体重管理は無いと再認識。(走ったら1週間で3Kg 落ちたのは9年前の話です。故 田中宏暁氏の 「スロージョギング」が一番のお薦めです。)でも、筋トレも取り入れたい訳です。鉄棒の真上に桜が覆いかぶさっているので、蘂が降ってくるところから着想したのが表題に懸けた句となりました。鞭うたれて強くなる。鞭が蘂で良かった。小鳥の落とし物はご勘弁。

 アメリカに送った桜の返礼にハナミズキが贈られたとか、国際友好にも役立っています。そういえば「私が切りました」と打ち明けた美談はアメリカ合衆国初代大統領、ワシントンの逸話でしたね。桜は花が先行し、すぐ散って葉に、そして蘂を降らせ、毛虫まで落としながら、やがて実を結び、これも落として、他の広葉樹よりも一足先に紅葉し始めて、葉を落とします。「花」と書いただけで桜と認識される季語ですし、葉桜、桜蘂降る、実桜、桜紅葉などなど、季語に富む日本を代表するの銘木ですね。
話は変わりますが、今年の歌会始の「題」は「実」 (来年は「窓」だそうです。)
天皇陛下は 
人々の 願ひと努力が 実を結び 平らけき世の 到るを祈る
と歌われました。
 入選作からは 広島県 山本美和さん
シールドの 向かうの客に 釣り渡す 架空のやうな 現実にゐる

 俳人の私には短歌は長すぎて手に負えません。五七五のあとの七七で「思いを高らかに歌い上げる、まったく違う文化です。

忙しなき汝は桜 蘂は実に 寅遍

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