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育て方

 ミュージシャンとして生きていますが、絶賛子育て中の私。子供たちは4年生と1年生になりました。自分のやりたいことは思いっきりやりますが、子供たちとの時間も大好きなのでいつも一緒に戯れています。

 新学期になって4年娘が毎日「わー、わー、きゃー、きゃー!」騒ぎ始めました。理由は宿題の量が増えたこと。それに先生が何度も同じことを言うことらしい。まあ、よくあることですが。しょうがないよね、やらなくてもいいよと言うと「やる!」と言ってしっかりやる子なのですが。さすがに毎日毎日こうなると親も少しだけ大丈夫か?となるのです。

 保護者会に言って先生に会ってみるとなんとなくわかったのです。私より歳が上の先生。高学年の担任を受け持ってきたタイプの方で、まだ1週間も新学期が始まっていないのに、

「あの子たちはいい子たちですが、〇〇ができていません。また〇〇なところがあり、〇〇が良くないのです。こんなこともあったのです。〜」

とおっしゃっていました。

 アメリカで暮らしていた時期が長かったからか、人に対してネガティブな言葉を投げかけるということに違和感を感じました。でも私だけじゃなさそうで周りのお母さんたちも、テンション下がりめで「すいません‥」って感じ。

 そこで思ったのです。みんな褒められた方がいいよね!子供も親も!先生が悪いわけじゃない。先生は一生懸命だと思うのです。よく話題にもなりますが、先生1人に課された仕事量は半端ないと思います。ものすごい努力だと思います。もっと労わってあげたい。または社会がもっといい待遇にしてあげるべき!私も今度先生褒めに行こうと思う!

お父さん、満員電車に乗って通勤しているだけでもよくやってるね〜(涙)なのに、ストレス抱えて仕事している方も少なくありませんよね、それでお金を稼いできてくれるってありがたいじゃないですか。

お母さん、毎日朝から朝ごはん用意して、洗濯、掃除、買い物に、食事の用意から家族の健康管理までその上仕事までしているお母さん多いですよね。スーパーかあちゃんだ。

 そんなにみんな動いているんなら褒めあったらどうだろう?こんなにぱつんぱつんに頑張ってるのに、できないことを指摘されたらみんな
「もういいいよ」って不貞腐れちゃうんだと思います。

 子供たちもそう。元々好奇心旺盛でいろんなことを自発的にやっていきたい子が少なくないと思います。それを長時間座らせて、話を聞かせて言うことを聞かせて、やっと自由だって言う時間にも大量の宿題!しかも習い事やっている子が多いとなるともう一杯一杯なのかな?と思います。そこを「君たちは〇〇と〇〇と〇〇ができてない」と言われてはね。誰でも嫌になっちゃう。

 上から押さえつけて、悪い子にはゲンコツ!っていう時代はもうとっくに終わりました。私の中学時代も体罰は当たり前で、よく女の子でも先生に殴られたって話を聞きました。

私もソフトボール部に入って、練習試合でバッターボックスに立ってボールを打ち、思いっきり自分のこれだ!と思う判断でファーストに走った瞬間めちゃくちゃみんなの前で先生に唾が飛んでくるくらいの勢いで怒鳴られて、「なんで?」とふっとこんなの自分は好きじゃないと運動部からの熱が冷めちゃったのを覚えています。子供たちは一生懸命なのにみんな怒鳴られてばかり。その当時はそれがいい選手の育て方だったのでしょうけど、私が音楽の道を志したときは、その教育の方法だと自分はダメになると悟り、アメリカで音楽の勉強を始めました。

 NYにいた時はみんなが褒め合っていました。一歩電車に乗れば、「素敵なコートね」とか「きゃー、かわいい子供ね」とか「素敵な髪型ね」とかいろいろ見知らぬ人から褒められました。学校でもものすごく子供を褒められたし。もちろん演奏していると賞賛の嵐(笑) そういう文化といってしまえばそうなのですが、それって誰でも嬉しいものですよね。

 褒め方もウソは言わないほうがいいですね。本当のことがいい。たとえその人がおかしな格好していても、色がユニークだね、とかデザインのチョイスがいいね!とかいいところを探してあげる。だってそうなんだもん。子供のテストの結果が例え良くなかったとしても、ここ難しいのによくここまでわかったね!って褒めてあげたらいいのではないでしょうか?褒めてあげている自分も嬉しくなるものですし。

 アメリカ式の教育の良さが懐かしく思いますが、それと日本の教育に良さをプラスしたハイブリット方式で子供たちや周りの人たちにいい影響を与えられるようになるのが私の目標です。

 せっかく出た可愛い芽を🌱大事に育てていきたいですね。

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