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登山

 先日、年長の娘が遠足で高尾山に登ってきました。なにやら高尾山にいると伝えられている天狗のところに修行に行けるらしいと話していました。詳しく話を聞いてみると、3年間親元を離れて山の中の天狗の元で修行をすると、足が速くなったり、空が飛べるようになるらしい。(運動会の後だったからみんなとても食いつきも良かったに違いない)修行に行きたくない子は紅白帽(あの子たちは白緑帽)を白にしておくのが目印だった様です。色々なドラマがあった様で、最後は天狗の修行に向かおうと獣道を一人で進むクラスの子と離れ離れになりたくなかったからみんなで泣いたんだとか。先生たちも本気の子供たちを止めるのに必死だったそうですよ。かわいいお話です。

 その後、出会った近所のおじさんが健康登山というのをやっていて、高尾山を7年間ほぼ毎日登っていたという話をしてくれました。それに触発されて、私も登ろう!と思いました。

 やはり子供連れだと、抱っこ〜となって母は大変な思いをするので本気モードになりたかった私は月曜日の子供たちを幼稚園に送りに行った後に相方の大輔と車に乗って10分。なんだか無性に登りたくなった高尾山に到着しました。思いつきで平日から観光地に行けるなんてミュージシャンでよかった!って心から思っちゃいます。ウッシッシ。

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山道は誘惑がいっぱい。お蕎麦に饅頭に‥朝食を食べていなかった私にはたまらなかったです。でも通り過ぎました!今日の目的は山頂にたどり着くこと!

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山は登山にはベストなタイミングでした。本当に紅葉がきれい!今回私たちは娘たちが登っていった『稲荷山コース』ネットで調べると山頂まで一番ハードなコースと出ていました。こんなの年長さんたちが登ったんだ、と感心しつつ軽快に登っていきます。

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 根っこが剥き出た道。生命力の強さを感じました。身長が180cmある大輔は足の長さも私よりもだいぶ長いので追いつくのも大変。でも待って〜なんて言いたくないから、必死についていく私。

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体力に自信のある私でも汗ばんできました。途中の階段では足がぐらついてくるんだけど、子供たちも登ったんだ!と思いながら登り切りました。いやー、これを登り切るなんてなかなか根性がある子供達だ。すごいな。。。登山客にはおばあちゃんやおじいちゃんの姿も。この坂や階段、大丈夫かしら?と余計な心配すら頭を横切っていきます。

 多くの人は途中のベンチで休んだり、水を飲んだりしていますが、私も水をちょっと飲んだくらいでほぼ休まず、全く座らずに山頂までハイピッチで登りました。なんでこんなに頑張っちゃったのかは謎ですが。

 最後の階段でその前に休んでなかった自分に激しく後悔。心臓破りの階段でもう無理。。と思っていたら「もう少しで山頂ですよ」と優しいお姉さんが声をかけてくれました。話しながら笑顔で登ったら山頂に到着。

 あれ?一緒に登っていたはずの大輔さんは?もちろん一人でとっくに山頂にいましたよ。。。

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山頂からは山頂に着いたご褒美の様にそびえ立つ美しい富士山が。これは写真では感動が伝わりきらないけど、とっても美しかったです。そして待ちに待ったお弁当の時間。ご飯を食べなくても全然平気な大輔に比べて、私は食べ物を入れないと力が出ないのです。おにぎりを食べて元気モリモリ!

一応山頂に着いた証拠写真。二人の存在感バッチリで山頂なのかなんなのかもわからない。。。

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下の写真は、何人の人がどこで転倒したか書いてあるマップ。年齢も書いてあって、中には90代の人が転倒したとマークがついていてビックリ。みんなよく登るなあ。

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よし、下山だ!今日は名所の薬王寺を通らずに、下山します。子供のお迎えの時間もあったからね。途中の大木の力を借りてアーシング中の私。こういうのも大事ね。

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帰りは吊り橋を通れる4号路から降りてみることに。帰りは下りなので重力を味方につければいいので、楽チンと甘く見ていました。通りすぎに登っていく少年が息を切らせながら「あんなクソみたいな吊り橋渡らなきゃよかったんだよ」とぼやくではありませんか。『く、クソみたい??』密かに吊り橋を渡れるのを楽しみにしていた中年の私の心は少年によって砕かれそうになりました。が、結構きれいでした。4号路はいろんな表情があるコースでとても好きでした。それから今度は2号路に行ったのかな?このコースの入り口には『Very Slipery(とても滑りやすい)』と書いてあって、なぜか英語の方に目がいってしまったのですが、どうやら岩と坂が急なコースらしい。

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 こんな感じのところですよ。この時からなんか足に違和感が。岩と砂利に足が取られ、ずり〜っとまさかの尻もち!転ぶのなんか久しぶりすぎてなんか恥ずかしい。誰にも見られてないのに、あの妙な恥ずかしさ。気づかないうちに足に疲労が溜まっていたのでしょう。足に力が入らない。その後ももう一度転びました。その時も50m先にいる夫。他の年配の男性は妻に手を貸してあげているのに、うちの大輔ときたら!妻が2回も転んだのに手を貸そうともしません!プンプン怒っていると「だってクリぴーつよいんだもん」そうよ、そんなんだから妻はどんどんたくましくなるのよ!!

こうして仲良く登山を終えて、無性に高尾山に登りたかった思いも果たせてよかったです。いい運動になったし、美味しい空気をいっぱい吸ってきました。マイナスイオンをたんまり浴びてリフレッシュ!こんな素敵な山が車で10分のところにあるなんて贅沢ですね。また行こうっと。こうしてひらめきで行動することって大事ですね。何より楽しいです。

 幼稚園から帰ってきた娘に「お母さん、二回も転んだの〜?あはは。あかりは一回しか転んでないのに〜」とバカにされちゃい、リベンジを決意した母でした。

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